三菱、ダカールラリーから撤退 |
三菱自動車工業は2月4日、ダカールラリーのワークス活動を終了すると発表した。「世界的な経済情勢の急激な悪化に伴い、経営資源の選択と集中を一層推進する必要があると判断」したためという。
これにともない、FIAクロスカントリーラリー選手権などのいわゆるラリーレイド系活動でも、ワークス活動を終了する。
同社は2005年にFIA世界ラリー選手権のワークス活動を終了。モータースポーツのワークス活動をダカールラリーと、同ラリーに向けたラリーレイド競技に絞った。
同社のダカールラリー出場は、1983年から26回を数え、7回連続を含む通算12回の総合優勝を記録。2008年の開催中止を経て、2009年に再開されたダカールラリーには、新開発のマシン「レーシングランサー」を4台送り込んだが、ロマ/クルス組が10位に入ったのみで、あとの3台はすべてリタイヤという結果に終わった。
なお、同社カスタマーのモータースポーツ参戦サポートは継続する。
ホンダのF1撤退を皮切りに、日本の自動車産業ではモータースポーツ活動からの撤退が相次いでいる。
■URL
三菱自動車工業株式会社
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/
ニュースリリース
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/publish/mmc/pressrelease/news/detail1892.html
三菱自動車工業 モータースポーツ
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/motorsports/
ダカールラリー
http://www.paridaka-info.com/index_DAKus.html
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(編集部:田中真一郎)
2009年2月4日