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BMW、SUVの使い勝手を備えたセダン「Concept 5 Series Gran Turismo」 ジュネーブショーで一般公開 |
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BMWは2月13日(現地時間)、「Concept 5 Series Gran Turismo」を発表した。同社が「Progressive Activity Sedan」(PAS)と呼ぶ新しいジャンルのコンセプトカーで、ジュネーブ国際自動車ショー(3月3日~15日)に展示される。
PASは、同社製セダンのスポーティーなルックスやグランドツーリングカーとしての性能と、SUVの使い勝手を融合させたものとしている。
5シリーズを名乗るが、4998×1901×1559mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3070mmのサイズは7シリーズより少し小さい程度。全高は同社のSUV「X」モデルに次ぐ高さとなっている。
ボディ形状は6ライトのファストバックスタイルを持つ5ドアハッチバック。最新のBMWセダンのデザイン文法に則っているが、フロントまわりは初期の3シリーズや5シリーズのような逆スラント風にアレンジされている。
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リアデッキはスポイラー形状 | LEDリングライトを備える | 7シリーズに次ぐ長さ、Xモデルに次ぐ高さのボディサイズ |
リアハッチは一般的な5ドアハッチバックのようにリアウインドウごと開けて大きな荷物の積み卸しをしやすくしているほか、バンパー上端からリアウインドウ下端までだけを開いて、4ドアセダンのトランクルームのように使うこともできる。後者の場合、荷物の積み卸し時にも車室に外気の影響を与えずにすむとしている。
ラゲッジルーム容量は最小で約566Lだが、リアシートを折りたたむと約1642Lまで拡大する。リアシートはラゲッジルームのボタン操作1つでたたむことができる。またリアシートは約100mmスライドさせて乗員のレッグルームを広げることができるが、一番後ろに下げた場合はラゲッジルーム容量は約510Lになる。
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リアハッチはリアウインドウごと開くことも、セダンのように下半分だけ開くこともできる |
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リアシートは6:4の分割可倒式 |
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インテリアデザインは、革とウッドを多用したラグジュアリーな造り。センターコンソールがリアシートを分割しており、4人乗りとなっている。高い車高を利して着座位置も高めに設定されており、これに伴い見晴らしもよくなったとしている。操作系も高い着座位置にあわせて設計され、ライトコントロールやスタート/ストップボタンは上方から見下ろす位置に配置されている。
計器盤には、新型7シリーズで初めて使われた、高解像度ブラックパネルのカラーディスプレイを採用。未使用時は黒いディスプレイ表面があるだけだが、使用時には4つのアナログメーター像が表示される。
パワートレーンについては明らかにされていない。
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クリストファー・バングル氏の後任としてデザイン部門責任者となったエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏がConcept 5 Series Gran Turismoのスタイリングを手がけた |
(編集部:田中真一郎)
2009年 2月 16日