フィアット、「Fiat 500」でワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞
フィアットのイヤーカー受賞は初の快挙

Fiat 500(イタリア本国仕様)

2009年4月9日受賞



 フィアット グループ オートモービルズは4月15日、4月9日にニューヨーク国際自動車ショーで発表された「ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」に、「Fiat 500」が選ばれたことを発表した。

 フィアット・スタイル・センター責任者のロベルト・ジョリート氏は、「国際的に名誉ある賞をいただき大変喜んでいます。この賞は、イタリアの製造技術の真髄の表れである、美しくて革新的な車を造るというフィアットの理念のさらなる証しです。」とその喜びを表した上で、「イタリアのカーデザインはたびたび世界の自動車業界の最新のトレンドを先取りしてきました。Fiat 500を筆頭にしたわが社の最新モデルは『実用的な美しさ』を提示しています。これは世界の人々がイタリア車に求めている特性なのです。未来とフィアットブランドの歴史的、文化的、企業的アイデンティティーとを最善の形で結び付ける探究を通して、今後も革新的なデザインのために努力してゆく所存です」とコメントした。

 ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤーは、世界25カ国の59名のジャーナリストと4人のデザインのスペシャリストが選考委員となり、選ばれた51台の候補車の中から、イヤーカーを選ぶというもの。今年はFiat 500のほかに、シトロエン「C5」(セダンとステーションワゴン)とジャガー「XF」が最終ノミネートに残った中、Fiat 500がその頂点に選ばれた。

 なお、過去の同賞受賞車は、2008年がアウディ「R8」、2007年がアウディ「TT」、2006年がシトロエン「C4」で、フィアットの受賞は今回が初となる。

Fiat 500外観(イタリア本国仕様)

(編集部:瀬戸 学)
2009年 4月 15日