クラリオン、地デジ対応で8GBの2DINタイプメモリーカーナビ発売
フルセグチューナー搭載モデルなど「Smoonavi」全3機種

NX609

2009年6月中旬発売
オープンプライス



 クラリオンは、メモリータイプのカーナビ「Smoonavi(スムーナビ)」シリーズの新タイプ3機種を、6月中旬から順次発売する。発売されるのは、いずれもワイド7型液晶、8GBのフラッシュメモリーを搭載した2DINモデルで、DVDと地デジフルセグチューナーを搭載した最上位モデルの「NX609」と、DVD、ワンセグチューナーを搭載したミドルクラスの「NX309」、CDとワンセグチューナーを搭載したエントリーモデルの「NX209」をラインアップ。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格はNX609が17万円前後、NX309が12万円前後、NX209が11万円前後の見込み。

NX309NX209

 Smoonaviは、2008年に登場したメモリーカーナビで、メモリーカーナビながらHDDカーナビの利点であるAV機能や自車測位機能、ナビゲーション情報などの高機能性と使いやすさを高い次元で両立させたシリーズとして好評を博したモデル。

 最上位機種となるNX609は、同社のHDDカーナビシリーズである「CRASVIA(クラスヴィア)」同様、日立製作所がサービス提供している『交通情報提供サービス』と連動する「オンライン交通情報探索」機能を搭載。Bluetooth機能も搭載し、携帯電話を経由して、VICSが対応していない道路の渋滞情報も取得し、高精度なルート案内を実現する。また、Bluetoothによりハンズフリー通話や音楽再生も可能だ。

 また、シリーズで唯一フルセグ地デジチューナーを内蔵、「4アンテナ×内蔵4チューナー」システム&「復調LSI」回路を搭載し、安定した高画質の受信を実現する。また、B-CASカードリーダーも本体に内蔵。さらに、業界最速の「チャンネル高速自動サーチ」により、移動中に受信エリアが変わった場合の切り替えや、受信状況の変化によるワンセグと12セグの切り変えなど、従来モデルの約半分の時間で自動的にチャンネルサーチすることが可能になっている。

 NX609とNX309の共通の特徴としては、好みでメニュー画面デザインを変更できる「バラエティスクリーン」への、新メニュー画面「コンフォート」の追加や、凹凸感があり指先でボタン位置を確認できるハードキーの採用がある。さらに、検索メニュー画面をユーザーがよく使う目的地検索方法に、変更・登録することもできる。

 また、ナビ情報も充実が図られ、1171都市の「市街地図」と約3000万件の「個人宅電話番号検索」の情報を新たに追加。また、これまで「CRASVIA」にのみ搭載されていたTV番組や雑誌で紹介された施設を検索できる「TV サーチ」機能も採用している。

 外部機器との連携や拡張機能としては、NX609とNX309でiPodとのUSB接続や、マスストレージクラスのUSBメモリーにも対応し、手軽に圧縮音楽の再生ができる。さらにVTRケーブル「CCA-657-500」(別売、近日発売予定)を使えばiPodのビデオ再生も可能。NX209では、iPod接続ケーブル「EA-1403A-A」(別売、近日発売予定)を使用することで、iPodの映像/音楽再生、充電が可能になる。さらに、最上位機種のNX609には、プリアウト&サブウーファー出力も装備されている。

 全シリーズ共通の装備としては、サイドビューカメラ「CC-2016A-A」(2万5200円)、後方確認カラーカメラ「CC-2017A-A」(2万5200円)が接続可能な2系統のカメラ入力端子を備えている。

(編集部:瀬戸 学)
2009年 5月 13日