三菱電機、12セグ/ワンセグチューナー搭載のHDDカーナビ2機種を発売
タッチパネル/音声/リモコン/ドラコンで操作連携

NR-HZ001DP

2009年7月1日発売
オープンプライス


NR-HZ750CDDP-2
 三菱電機は、HDDカーナビ「NR-HZ001DP」と「NR-HZ750CDDP-2」を7月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はNR-HZ001DPが25万円前後、NR-HZ750CDDP-2が23万円前後の見込み。

 今回発売する製品は、いずれもQVGA(480×240ピクセル)表示のタッチパネル付き7V型ワイド液晶モニター、40GBのHDD、DVDドライブ、45W×4chのアンプを搭載し、12セグ/ワンセグの地上デジタル放送チューナーが付属する2DINインダッシュタイプのカーナビ。また、カーナビ専用の新開発LSIを採用しており、ナビ機能での自車位置更新やスクロールといった高速処理や、AV機能での高性能描画を実現したと言う。

 ナビ機能では、交差点を拡大表示する「ビジュアルシティーマップ」、ドライバー視点の画像を表示する「クルージングビュー」、全国212カ所の主要都市の代表的な施設を表示する「3Dリアルポリゴンランドマーク」、全国616カ所の都市高速入口周辺をイラスト表示する「都市高速入り口イラストマップ」などの機能を搭載。NR-HZ001DPでは、過去3年分の渋滞情報を元にした渋滞予測ルート検索、スマートIC(インターチェンジ)考慮検索といった機能を追加し、地図画面とAV画面の2画面表示も可能だ。

 AV機能では、テレビ機能でチューナーに新開発の受信回路「D3AIIエンジン」を搭載し、複数電波の干渉抑圧性能や高速移動時の歪補償性能を向上によって受信性能を向上させたほか、4アンテナ×4チューナーの「リアル4ダイバーシティ方式」を採用し、広範囲受信や移動中の中継局自動切換を可能とした。また、映像機能ではNR-HZ001DPのみがDVD-VRフォーマットに対応するほか、疑似的に5.1chサラウンド効果を付加する「SRS CS Auto」を搭載する。

 オーディオ機能では、CDの楽曲をHDDに保存できる「ミュージックフォルダー」を搭載し、最大4倍速での転送や音楽再生時の同時転送も可能。HDDには、約30万タイトルGracenoteデータベースも収録している。また、CD-R/RWに保存したMP3/WMAファイルの再生に対応する。NR-HZ001DPは、CD-R/RWやDVD±R/RWに保存されたMP3/WMA/AACファイルの再生が可能なほか、SDカードスロットを搭載しSDカードに保存された音楽ファイルも再生可能。別売のUSBアダプタ「SW-10USB」を併用することで、iPodやUSBストレージの保存ファイルの再生もできる。このほか、13バンドのグラフィックイコライザーも追加する。

 操作面では、NR-HZ001DPでタッチパネル、音声認証、付属リモコン、別売ステアリングリモコン「ドラコンII」で操作性の共通化や連携を図ったインターフェース「マルチリレーオペレーション」を採用し、ドライバーの好みに合わせて使いやすい操作ツールを直感で選べるとしている。

 拡張機能では、外部出力端子やバックカメラ端子を装備。ETC車載器「EP-739B/S」を接続し、ナビ画面でETCカード未挿入の警告の料金履歴や累積料金を確認可能なほか、別売オプションの光ビーコンVICSアダプタ「CJ-90H」も接続できる。NR-HZ001DPはBluetooth機能を搭載しており、携帯電話のハンズフリー通話や携帯電話経由でのGracenoteデータベースのダウンロードが可能。Bluetooth機能を持たない携帯電話でも、別売ケーブルを使用してハンズフリー通話ができる。このほか、外部入力端子とバックギア連動のサブカメラ端子を追加する。


(編集部:)
2009年 5月 26日