【オートメンテンナンスショー2009】
業者向けの整備・検査機器が多数展示

アルミホイールの修理/塗装を行っているエム・エー・エックス(まっくす)のブース。ガリ傷や曲り、割れなどの修理のほか、ハブ加工、オフセット/ピッチ変更、バフやクロームといった表面加工も行っている。ブースでは加工されたホイールを見ることができる

2009年6月19日~21日
東京ビッグサイト
入場料:2000円(業界関係者は事前登録無料)



 6月19~21日の3日間、東京ビッグサイトにおいて、自動車整備や車検などのメンテナンス市場で活躍する製品や技術の展示会「オートメンテンナンスショー2009」が開催されている。

 同イベントは、輸入車のチューニングやドレスアップなどを主体とした日本唯一のモーターショーである「SIS東京スペシャルインポートカーショー2009」と同時に開催されるイベントで、SIS東京スペシャルインポートカーショー2009と同一フロアで行われている。

 なお、オートメンテンナンスショー2009は、自動車整備・車検、アフターケアに関する設備や技術、サービスを一堂に会した専門展示会ということで、来場者の多くは修理/板金などの関係者であり、出品されている製品は市中では購入できない専門的なものが多い。

 とはいえ、普段サービスを受ける側の人にとって、どのようなツールを使って修理や板金が行われているかを知る機会であり、また量販店などでは売られていない物珍しい製品を見る機会でもある。SIS東京スペシャルインポートカーショー2009に来場の際は、併せて同イベントにも足を運んでみてほしい。

ブース内に商品展示車を置いたビッグ。板金・塗装屋向けにコンパウンドやポリッシャーなどを販売しているメーカーだ商品展示車のボンネットで、バフ跡やオーロラマークを消すのに効果のある同社のコンパウンド「黄金塗膜シリーズ」を使ったデモを行っていた黄金塗膜シリーズのほかにも「納車前洗車用撥水シャンプー」など、中古カーショップや修理屋などを意識した製品が並んでいた
ランフラットタイヤのタイヤ交換デモを行っていた東洋精器工業のブースタイヤの状態をチェックするタイヤ空気圧監視システム(TPMS)も展示されているTPMS各タイヤのバルブ部に装着し、タイヤの空気圧や内部の温度などを測定可能。測定結果は車内のモニターに表示できるので、異常をいち早く確認できる
コンパクト・ツールのブースでは、プロ向けのポリッシャーをデモしていた展示されていたポリッシャーは小型なものが多く、家庭用としても利用できそうだが、電動ではなくエアコンプレッサーと接続するタイプなので、あくまでプロ用とのことフロアジャッキなども展示されている
相模ペイントが展示していたのは、ヘッドライトなどの塗装/修理向けの塗装サービス。基本的には、多く出回っているUVコーティング技術だが、同社の技術では通常定着するのに1~2日かかる施工を5分前後に短縮できるという。コーティングは無色のほか、色を付けることもできるコーティングを硬化乾燥させるためのランプユニット。人体への悪影響が少ないUV-A(紫外線A波長)と可視光、赤外線を利用している大塚刷毛製造ブース内で展示されていたスナップオン・ツールズの「コンビネーションレンチ」。通常のコンビネーションレンチと異なり、ねじれを中央部に作ることで持ちやすくしているのが特徴
洗車場などに設置してあるオゾン脱臭機を展示していたクリーン。タバコや体臭などの脱臭に高い効果があるという。また、オゾンにより除菌効果も期待でき、エアコンのカビ臭さにも対応できる移動タイプのオゾン脱臭機。ガソリンスタンドのほか、中古カーショップ、レンタカー店などで利用されていることが多いそうだハコスカにプリントされているのは、美装(フィルアート)のカッティングロボシステムで作成したボディーフィルム。カッティングロボシステムは、自動車用のフィルムをプリントするための大判プリンタとソフトウェアのセット
車体に直接フィルムを貼ることで、擦り傷や防錆に効果があるボディプロテクトフィルムも展示されているオートテックバンブーのブースでは、ウレタンハンドルのカスタム/リペアやシートなどのリペアの実例を公開している。施工事例のほか、開業希望者へのPRを積極的に行っている
トータルサービスのブースでは、5分でできるシート穴修理を実演。5分でキレイに仕上がる様子に、人だかりができていたシートのリペアサンプル。右側が施工前、左側が施工後となっている。リペアの効果が中央でクッキリと分かれている。修理費の一例として、ベンツSLのレザーシートで38,000円
末陰産業のブースは、市場価格より安価という4輪アライメントテスターを展示デモしていた。0.1mm以下の精度でスラスト角、トーを測定できるという信越電装では、リビルド品のオルタネーターを展示している。写真はメッキ加工された特別モデル(日本車の場合、部品代と加工代を併せて5~6万)。リビルド品は、個人でも購入することができる
RX-7用のリビルドオルタネーター。標準では100Aの出力だが、リビルド品では120Aに強化。このほかにも、カローラレビン用として60Aから90Aへの強化モデルなどが展示されている海外で高いシェアを誇るという東洋エンタープライズのバッテリーチェッカー。各メーカーごとにカスタマイズされたチェッカーにより正確な診断ができるというバッテリー診断の結果は、プリントされ、電圧や測定値、定格地などの数値が確認できる
ツールプラネットのカースキャナー「Smart Scanner S500」。日産やトヨタ、ホンダなど国産車メーカー8社に対応している。車が収集しているエラーなどの情報を読み込むスキャナーで、素早く修理箇所などを発見することが可能だ。なお、初期から登録されている車種データのほか、有償のバージョンアップサービスなどで対応車種を増やすこともできる古い車のエアコンで利用されているフロンガスR-12を、代替フロンガスの134aに変更するための「レトロフィットキット」。販売元のサンケンでは、同キットを使った場合でも冷却性能に低下がないことを確認している一般ユーザーからの問い合わせが多いという「スーパーシールシリーズ」。ラジエター水やパワステオイル、エンジンオイルなどの漏れを止めることができるケミカル剤のシリーズ。入れるだけという簡単な使い勝手から応急処置などで利用されているようだ
金谷オートサービスのブースでは、エンジン洗浄システム「TEREXS」の紹介を行っていた。カーピットなどを備えた量販店などでも行われることがある同サービスだが、金谷オートサービスでは、同システムを使ってすでに約1000台の実績があり、エンジンの調子を戻すだけでなく、向上させることもできるというノーチラススポーツカーズが製作中の「クーパー500」のレプリカ。実車の寸法を測り、それをもとに作った。カワサキ GPZ1000のエンジンを積んで、ジムカーナDクラスへのエントリーを目論む

(飯塚 直)
2009年 6月 19日