【SIS東京スペシャルインポートカーショー2009】 ドレスアップされた輸入車など1000台を展示 |
輸入車のドレスアップやチューニングを主体とした「SIS東京スペシャルインポートカーショー(東京スペシャルインポートカーショー実行委員会 主催)」が東京ビッグサイトで開幕した。期間は19日から21日まで。同じ会場では「オートメンテナンスショー」も開催している。
出展数は約270社/団体、展示車は約1000台。会場では、輸入車のドレスアップパーツを扱うショップやメーカーがなどが出展するほか、輸入車の即売コーナーをはじめ、展示即売を行うショップなども出展。20日と21日は同乗体験試乗会やユーザーグループのイベントなども行われる。
■チューニングメーカーやカスタムカーメーカーが多数の車を展示
大手チューニングカーメーカーではブラバスジャパンが出展。スマートを含むメルセデスベンツのチューニングカーを展示。メルセデスベンツSLクラスがベースで6.2リッター555馬力の「SL-B63S」、Cクラスがベースの「C-63BS」、Gクラスがベースで5.4リッターエンジンを積む「G-K8」、スマートフォーツーがベースで1.0リッター112馬力の「Ultimate 112」などを展示した。
カスタムカーではアメリカ車や旧型ミニをベースにしたものが目立った。アメリカ車ではカスタマイズを請け負うショップや、ハイドロサスなどのパーツを扱うメーカーなども登場した。
ローバー・ミニなど旧型のミニのカスタマイズ車などは一角を占めており、オリジナルからまったく異なる形状のボディーを載せたものまでさまざま。新型のBMWミニについても、4ドアボディーのBMWミニ・クラブマンを往年のミニ風にカスタマイズするアクセサリーの展示などもあった。
特に旧型ミニは長期に渡って生産されたこともあり、展示も豊富。本国イギリスからホワイトボディーまで取り寄せ可能なショップまであり、希少な車も目にすることができた。
■ドレスアップパーツでは、ホイールやエアロパーツが多数
ホイールはBBSやレイズなど主要メーカーをはじめ、多数のメーカーが出展した。エアロパーツなども多く、それらを装着して仕上げたドレスアップカーとしての出展が多かった。
ホイールでは、BBSが新しい鍛造方式のホイールを参考出品。通常の鍛造よりも目の細かい鍛造ホイールのカット断面を展示していた。また、最近の流行として、スワロフスキー風のデコレーションを施したホイールなども展示された。
タイヤメーカーでは横浜ゴムが出展、新製品の「ADVAN dB」をはじめ各ADVANシリーズなどを展示した。
■輸入車が会場で買える
展示ホールの一番奥には中古車を中心とした即売コーナーを設け、FAIA加盟の販売店がクルマを展示した。クラシックカーに入る部類の車はもちろん、登録から数年の輸入車や、今回のイベント向けの買い得車までが並んだ。
中古車だけでなく、直接アメリカで現地のクルマを買い付けて輸入してくれるショップなども出展。アメリカ車に混じって日本で発売されていないトヨタ「FJクルーザー」「タンドラ」、日産「インフィニティ」などの逆輸入車も目立った。
■子供から大人まで楽しめるイベントや即売コーナー
屋内展示のほか、屋外での展示も行われた。屋外にはショップのデモカーや販売車を展示、屋内ではできないエンジンの始動なども行われ、賑わいを見せていた。
また、実物の自動車のほかミニカーの販売を行うブースや、各種グッズ、メンテナンス用品などが即売された。
屋内に展示されたランボルギーニ・ムルシエラゴはエンジンをかけていた | クライスラー・ジープは外に置いたほうが似合う | 屋外にもデモカーが展示される。こちらはパーツと車両輸入代行を行うGMコーポレーション |
ミニカー即売のブースは賑わいを見せている | バッグや衣類などグッズの店も出店 | 工具店も出店。自分で整備するユーザーが押し寄せた |
専門ショップはミニカーから本物の車まで即売中 |
トライクは土日に開催される同乗試乗会に3輪車を提供する |
■土日は体験試乗会、トークショー、ユーザーミーティングなどを開催
SIS東京スペシャルインポートカーショーの会期は3日間、土日にあたる20日と21日は同乗体験試乗会やユーザーグループのイベントなども行われる。
体験試乗は各ショップがカスタマイズしたローバー・ミニ、3輪のトライク、ロータスヨーロッパ、シトロエン2CVなど。
また、アニメの絵柄でドレスアップした「痛車」を輸入車で作成した「インポート痛車ショー」や「みんカラ」の主要ブログオーナーの愛車が集まる「PROXESみんカラミーティング」、ルノー・カングーなどルノー車が集まる「カングージャンボリー&ティーポミーティング」など開催される。
(正田拓也)
2009年 6月 19日