「トランスポーター3 アンリミテッド」、南海キャンディーズが公開直前イベント
山ちゃんを救え!しずちゃんが華麗な運転テクニックで……

2009年8月15日公開



 映画「トランスポーター3 アンリミテッド」(配給:アスミック・エース)の全国ロードショーが、8月15日から始まる。公開に先立って行われたカーアクション体験イベントを先日リポートしたが、公開直前の8月11日、映画のヒットを祈願して、今度はお笑いコンビ南海キャンディーズのしずちゃんと山ちゃんがカーアクション(?)に挑んだ。

 「トランスポーター」は、ワケありの品を依頼通りに届ける運び屋(トランスポーター)フランク・マーティンと愛車アウディA8 6.0クワトロの活躍を描くシリーズ。第3作ではこれまで以上の派手なカーアクションに、愛車から20m離れると爆発するブレスレッドがマーティンに取り付けられるというサスペンスが加わった。

 ミステリアスなヒロイン、ヴァレンティーナにはリュック・ベッソン御大自らスカウトした新人ナターリア・ルダコワをキャスティング。ジェイスン・ステイサムの磨き上げられた肉体美も堪能できるうえにA8クワトロのカーアクションもヒートアップと、全方位にスキのないカップル向け映画ができあがった。

(C) 2008 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS - APIPOULAI PROD

 イベント会場には、フランク・マーティン同様のブラックスーツを着た山ちゃんが、これまたヴァレンティーナばりのミニドレスに身を包んだしずちゃんの運転するアウディで登場。アウディもフランク・マーティンとお揃いのA8 6.0と思いきや、なんと、さらに過激なスポーツモデルのS8。クルマから降りてきた山ちゃんも「1500万円よ、このクルマ」と、心なしか声がうわずっている。

映画に出てくるのはW12エンジンのA8 6.0クワトロだが、イベントに登場したのはS8。V10で排気量も6.0クワトロより小さいのに出力は同じというジャジャ馬を、しずちゃんは飼い慣らせるのか
この後に過酷なミッションが待ち構えているにも関わらず、報道陣の要求に気持ち悪い笑顔で応える山ちゃん。運転免許を持っていないばかりに、窮地に立たされるはめにヴァレンティーナと同じハデなドレスでS8から降りてきたしずちゃんに、山ちゃんは「IKKOさんですか?」

 さて、このイベントで2人に課せられたミッションは「山ちゃんからぴったり3mのところに、しずちゃんがS8をバックさせて停める」というもの。よく見ると2人の手首には映画同様に赤いブレスレッドがまかれている。映画ではクルマから20m離れると爆発することになっているが、このミッションではさらに厳しく、3m以上離れると山ちゃんに恐ろしい災難が降りかかるという設定だ。

 S8に乗り込んだしずちゃんに「ゆっくりゆっくり、それはちょっと攻めすぎ」と声をかけるもむなしく、お約束通り、しずちゃんはアクセルを踏み込んで3mのラインを高速突破。「それは助ける気がまったくないスピードだよ」と嘆く山ちゃんの頭上から大量の水が降り注いだ。

 「カッコいい映画、爽快でドキドキする、これぞ洋画」と山ちゃんが紹介するトランスポーター3 アンリミテッド。山ちゃんの“献身”を無駄にしないためにも、劇場にお運びいただきたい。

定位置についた山ちゃんから、バックでS8を遠ざけるしずちゃんはすでに暴走気味。山ちゃんはフランク・マーティンとは似ても似つかない心配そうな表情で制する
ミッション失敗!メガネもはじき飛ばす水圧に唖然とする山ちゃん。しずちゃんが「ごめんごめん」とのんびりとやってきた
写真家・篠山紀信氏のご子息との熱愛が報じられたしずちゃんだが、「どんな男性に守られたいか」という質問に、「映画と関係ない質問はやめてください」というスタッフの制止をふりきって「写真家の息子」「シノヤマっていう人」とのろけ、ここでも暴走びしょ濡れのままの山ちゃんは上戸彩ちゃんを守りたいとのこと。「(上戸さんと映画のような状況になったら)僕だったら帰省ラッシュでぎっちぎちの下道をわざと通って、その間に口説きます」。その前に免許と取る必要がある
最後はくす玉を割って大ヒット祈願

(編集部:田中真一郎)
2009年 8月 11日