BMW、デトロイトショーにオープンスポーツ「Z4」の最強モデル ディーゼルエンジン車なども米市場に投入 |
独BMWは、2010年1月に階際されるデトロイトモーターショーの出展概要を発表した。
まず、前回のデトロイトショーでデビューした2シーターオープンスポーツ「Z4」に、高性能モデル「sDrive35is」を追加する。これまでのトップモデル「sDrive35i」と同じく3リッター直列6気筒直噴ツインターボエンジンと7速デュアルクラッチATを搭載するが、エンジンがチューンされており、最高出力250kW(340PS)/5800rpm、最大トルク450Nm(332lb-ft)/1400-4500rpmに高められている。さらにMINIブランドの高性能モデルでおなじみの「オーバーブースト」機能を備え、作動時には500Nm(369lb-ft)のトルクを絞り出す。
さらにZ4にはMスポーツパッケージが用意される。Mサスペンションを備えたモデルで、こちらには6速MTモデルも用意される。
環境対応車では関連記事にあるとおり、BMWブランド初の電気自動車のコンセプトカーとなる「Concept Active E」のほか、マイルドハイブリッドの「ActiveHybrid 7」、2モーターのストロングハイブリッド「ActiveHybrid X6」といった環境対応車を展示するほか、米国には未投入だった7シリーズの6気筒モデル「740i」「740Li」を持ち込む。
また、ディーゼルエンジン車「3シリーズ 335dセダン」と「X5 xDrive35d」を米国に投入する。ともに3リッター直列6気筒直噴ツインターボディーゼルエンジンを搭載し、米国とカナダの排気ガス規制に対応する。
欧州では環境性能がガソリン車よりも高いディーゼル乗用車が、新車販売の半数を占めるが、北米は日本同様にディーゼル乗用車が好まれない。欧州とは異なる排気ガス規制も障壁の1つだ。BMW以外の各社も北米にディーゼルを投入済みか、または投入を予定しているが、これらがどの程度受け入れられるかは、日本のユーザーも注目に値するだろう。
このほか、日本でも発表されたばかりの5ドアサルーン「5シリーズ グランツーリスモ」も展示する。
Concept Active E | ActiveHybrid 7 | ActiveHybrid X6 |
3シリーズ 335dセダン | ||
X5 xDrive35d |
5シリーズ グランツーリスモ |
(編集部:田中真一郎)
2009年 12月 18日