ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ランドローバーのコンパクトSUV「フリーランダー2」のグレードをリニューアルして、2010年4月1日より発売する。価格は、「3.2 i6」が433万円、「3.2 i6 HSE」が583万円。ステアリング位置は右のみ。

　今回のリニューアルにより、フリーランダー2のグレードは「3.2 i6」「3.2 i6 HSE」の2グレードとなった。

　ランドローバーブランドのエントリーモデルとなるフリーランダーは1997年にデビュー。2代目モデルとなるフリーランダー2では、オフロード性能を強化するとともにオンロード性能が向上し、日本では2007年6月に発売された。

　両グレードとも、最高出力171kW（232PS）/6300rpm、最大トルク317Nm（32.3kg･m）/3200rpmの3.2リッター直列6気筒DOHCエンジンに、6速ATを組み合わせる。

　新たに設定された「3.2 i6」は、従来の「S」と「SE」の中間に位置するもので、Sにはなかった電動調整機能付きフルレザーシートやシートヒーター、バイキセノン・ヘッドライトを追加。これまでニーズの高かった装備を追加することにより、プレミアム感を高めたとしている。

　「3.2 i6」「3.2 i6 HSE」ともに、サイド＆リアカメラが新たに標準装備された。これにより、サイドアンダーミラーを装備する必要がなくなり、安全性はそのままでスタイリッシュなエクステリアになった。

　両モデルにはランドローバーが2009年から日本市場に導入した「CO₂オフセット・プログラム」が適用され、走行距離7万2000km分のCO₂排出量を相殺する金額が、価格に組み込まれている。CO₂オフセットとは、二酸化炭素を削減するプロジェクトに資金を提供して、自らが排出した二酸化炭素を相殺し、二酸化炭素の排出を実質ゼロにすること。ランドローバーでは、このプログラムを通じて中国の風力発電プラントやタジキスタンの水力発電機等のオフセット・プロジェクトを実施する。

　なお、全ての車両には、24時間のエマージェンシーサービス「ランドローバー・ツーリングエイド」と、定期点検費用と部品代を半額サポートするサービスプログラム「ランドローバーアクティブケア」が、初年度登録より3年間適用される。