BMW、1シリーズ全車直噴化などで燃費改善
120iクーペを追加

1シリーズ 5ドア

2010年5月25日発売



 ビー・エム・ダブリューは5月25日、エントリーモデル「1シリーズ」を改良して発売した。また、「120iクーペ」を追加した。

モデルエンジン変速機価格
116i 5ドア直列4気筒DOHC、1.6リッター6速AT299万円
120i 5ドア直列4気筒DOHC、2リッター364万円
130i 5ドア直列6気筒DOHC、3リッター6速MT504万円
6速AT515万円
120i クーペ直列4気筒DOHC、2リッター6速AT385万円
135i クーペ直列6気筒DOHC、3リッター6速MT559万円
7速DCT573万円
120i カブリオレ直列4気筒DOHC、2リッター6速AT449万円

120i クーペを追加
 クーペボディーに2リッター直列4気筒DOHC直噴エンジンを搭載した「120i クーペ」が追加された。価格は385万円で右ハンドル仕様のみ。6速ATが組み合わされ、次の装備が搭載される。

  • ブレーキ・エネルギー回生システム
  • バイ・キセノン・ヘッドライト
  • レイン・センサー、オートライト・システム
  • マルチファンクション・スポーツ・レザー・ステアリング・ホイール
  • 自動防眩ルーム・ミラー
  • ライト・パッケージ
  • 電動フロント・シート
  • ランフラット・タイヤ/タイヤ空気圧警告システム
  • ステップトロニック付6速オートマチック・トランスミッション
  • オンボード・コンピュータ

 

1シリーズ クーペ1シリーズ カブリオレ

 

全車直噴化などで燃費改善
 116i 5ドア、120i 5ドア、120iクーペ、120iカブリオレの4気筒エンジンは直噴化され、希薄燃焼テクノロジーを採用することで、出力とトルクを向上させつつ、燃料消費率を最大約25%改善した。

 また135i クーペのエンジンは、直列6気筒DOHC直噴ツインスクロールターボに可変バルブリフト機構「バルブトロニック」を採用。さらにトランスミッションを7速デュアルクラッチATに変更することで、燃料消費率を約15%改善した。

 このほか、ブレーキエネルギー回生システムを全車に搭載。また一部を除いてステアリング操作時のみエネルギーを消費する電動パワーステアリングや、やはり必要時のみガソリンを供給する圧力制御式燃料ポンプ、エアコン非作動時にエアコン・コンプレッサーを切り離してエネルギーを節約するカップリング付き・エアコン・コンプレッサーを搭載し、燃費改善を図っている。

 これらにより、120i カブリオレは平成22年度燃費基準を+25%達成、120i 5ドアと120i クーペは同+10%達成、116i 5ドアは+5%達成となり、エコカー購入補助金対象モデルとなった。

(編集部:田中真一郎)
2010年 5月 25日