セガのみっくみくな痛営業車、“痛さ倍増”の2号車が登場
藤田咲さんらがお披露目&出陣式

2010年7月13日公開



 セガは7月13日、ゲーム「初音ミク -Project DIVA- 2nd」のプロモーション用“痛”営業車第2弾を、都内の同社本社で報道陣に公開した。お披露目&出陣式には“初音ミクの中の人”声優の藤田咲さんが登場した。

2号車は痛さ倍増
 同社は2009年に、「初音ミク -Project DIVA-」のプロモーション用に営業車を初音ミクのカッティングシートでラップして痛車化し、話題を呼んだ。その新バージョン「初音ミク -Project DIVA- 2nd」は7月29日に発売されるが、これに際してセガは新たな営業車を新デザインで痛車化。同時に1号車を「お買い得版」プロモーション用にリニューアルした。

 新しい痛営業車は、ベース車両こそ1号車と同じくカローラ フィールダーだが、車体色が1号車の紺から白に変更され、明るく華やかさが増した。また1号車ではボンネット、ボディーサイドのみだったカッティングシートが、2号車ではルーフと車体後面全体にも貼られ、“痛さ倍増”仕様となっている。

 施工は1号車と同じく、タップの綱島清志氏。屋内外看板や装飾を本業とする同氏は、趣味の痛車作りの工程を動画共有サイトに投稿したことがきっかけで、SUPER GTマシンなどの痛車化まで手がけるようになったという“痛車マイスター”。カッティングシートの面積が増えた2号車は、作業時間が1号車の倍かかり、とくに凹凸の多い車体後面の作業に苦労したと言う。

これがパワーアップした2号車。登場キャラの構成は1号車と同じだが、グラフィックがより凝ったものになった
1号車との最大の違いはリアとルーフ。後方の車両や、観光バスなどにもアピールできるようになった
1号車は「お買い得版」のシートを追加

みっくみくなラッピング・トラック
 お披露目&出陣式には2台の営業車とともに、大型のラッピングバスも登場。こちらは7月14日にソニーミュージックから発売される同ゲームのテーマソング&タイアップソングのシングルCD「こっち向いて Baby/Yellow」と、7月28日に発売されるコンピレーションアルバムをプロモーションするもの。

 初音ミクはもともと音声合成ソフトのキャラクターだが、「こっち向いて Baby/Yellow」はその初音ミクを使った楽曲を制作しているryo氏とkz氏によるもの。両曲のミュージックビデオを収めたDVDが付くほか、ジャケットは「センコロール」で知られるアニメ作家の宇木敦哉氏が手がけるという豪華仕様となっている。

シングルCDとアルバムCDをアピールするラッピングバス。こちらはジャケットのアートワークをまとう

 ラッピングバスは、次のスケジュールで都内を巡回する予定だ。

日付時間巡回エリア
7月17日13時前後渋谷・新宿
16時前後池袋
19時前後秋葉原
7月18日13時前後池袋
16時前後秋葉原
19時前後渋谷・原宿
7月19日13時前後秋葉原
16時前後渋谷・原宿
19時前後池袋
7月31日13時前後池袋
16時前後秋葉原
19時前後渋谷・原宿
8月1日13時前後秋葉原
16時前後渋谷・原宿
19時前後池袋

“中の人”が成功を祈念
 お披露目&出陣式は都内のセガ本社駐車場で、初音ミクの声を務めた藤田咲さんの司会により始まった。プロモーションの成功を祈念して藤田さんがダルマに目を入れ、くす玉を割って出陣を祝福。セガ社員がクラッカーを鳴らす中、2台の痛営業車と痛ラッピングバスはプロモーションに出発した。

関係者の挨拶で幕を開けた出陣式。写真左はCDをプロデュースしたソニー・ミュージックダイレクトの田中康博氏。右は司会の藤田咲さんプロモーションの成功を祈念して藤田さんがダルマに目を入れた
ミネラルウォーターで乾杯。ミネラルウォーターのボトルも初音ミク仕様になっているそしてくす玉を割っていよいよ出陣
左からソニー・ミュージックダイレクトの田中氏、施工したタップの綱島清志氏、藤田咲さん、セガの西野陽チーフプロデューサー、痛営業車をデザインしたアオシマ文化教材社の久保田真浩氏セガ社員がクラッカーを鳴らす中、ラッピングバスを先頭に全車が出発した

(編集部:田中真一郎)
2010年 7月 14日