富士スピードウェイで7月17日、18日にFN第3戦開催
さらなる前進を目指すケイ・コッツリオーノ選手

フォーミュラ・ニッポン第3戦富士のプロモーションで編集部を訪れたケイ・コッツォリーノ選手

2010年7月17日、18日開催



 日本のフォミュラカーレースとしては最高峰となるフォーミュラ・ニッポン(FN)。今週末(7月17日、18日)に富士スピードウェイで第3戦が行われる。そのフォーミュラ・ニッポンに今年から参戦を開始したルーキーのケイ・コッツォリーノ選手が、プロモーションで編集部を訪問してくれたので、その模様をお伝えしていきたい。

第2戦で自分に課した目標の完走を実現、富士ではさらなる飛躍を誓う
 ケイ・コッツオリーノ選手は、ツインリンクもてぎでの第2戦前にも紹介したが、名門チームであるTeam Le Mansからカーナンバー7番のFN09を駆って参戦している。名前だけを見ると、いわゆる外人ドライバーのように見えるが、実際にはイタリア人の父と日本人の母の間に生まれたハーフで、国籍こそ父のイタリア国籍だが、生まれも育ちも日本で、納豆も大好きな日本育ちのドライバーなのだ(もちろん日本語はべらべらだ)。

 そうしたコッツォリーノ選手だが、第1戦こそ1周目で他車と接触してリタイアに終わってしまったものの、第2戦に関しては自分でも完走が目標と語っていたとおり、雨で荒れた展開のレースで10位完走と確実に結果を残すクレバーさを見せた。「第2戦ではまずは完走という目標を設定し、それを実現することができた。ドライだった日曜朝のフリー走行では5位のタイムを出すことができるなど、徐々に手応えを感じ始めている」(コッツォリーノ選手)と、テストがほどんどできないというルーキーには厳しい環境の中でも徐々にフォーミュラ・ニッポンの車にも適応し、だんだんとレースができる状況になってきているのだと言う。

 「まずは完走という目標をクリアできたので、次戦ではポイントゲットという次のステップに進みたいと思っている」(コッツォリーノ選手)と、ポイントを獲得するという目標を富士で達成したいと語ってくれた。

土曜日はフリー走行、日曜日に予選・決勝が行われる富士
 その富士スピードウェイで行われる第3戦に向けた意気込みだが、「僕はトヨタ育ちのドライバーで、富士スピードウェイで鍛えられてきた。そういう意味でホームコースであるし、シーズン前にテストできたサーキットでもあるので、その経験をうまく活かしていきたい」(コッツォリーノ選手)と、よく走り込んだコースということで、自身もよい結果を期待していると言う。

 「富士スピードウェイは直線や高速コーナーのS(セクター)1、S2だけでなく、テクニカルなS3と非常に複雑なデザインのサーキット。このため、S1やS2とS3では頭を切り換えて走る必要がある」(コッツォリーノ選手)とすでにどのように富士を攻略していくか、よくチームと相談しある程度の形は見えてきているようだ。

 今回のレースは、44周で争われフォーミュラ・ニッポンとしては短いレースの1つになる。そのため「スプリントレースになるので、チームによっては無給油でピットストップなしというところもあると思う。予選順位が重要になるだろう」(コッツォリーノ選手)ということで、まずは予選でのQ1を突破して、より上の順位を目指したいと意気込みを語ってくれた。

 なお、今回のレースでは予選は日曜日の朝に行われ、土曜日は1日練習走行という新しいレースフォーマットが採用される。これはフォーミュラ・ニッポン活性化の取り組みの一つで、新しいレースの形としてトライされるものだ。

 土曜日はすべてのセッションがフリー走行となるため、経験が少ないルーキーにとっては練習走行の時間が増え非常にありがたいことだとコッツォリーノ選手は言う。「日曜日朝の予選は、ドライバーによっては朝が弱い人だっているだろうから、朝に強い僕にとってはチャンス」(コッツォリーノ選手)と、新しいフォーマットを逆に見方にして勝負したいと語ってくれた。

モータースポーツイベント「わくわくトヨタ2010」を同時開催
 フォーミュラニッポン第3戦では、「わくわくトヨタ2010」というトヨタ自動車提供のさまざまなイベントが同時開催される。フォーミュラ・ニッポンマシンの解体ショー、サーキットサファリ、ピットウォーク、トヨタの歴代レーシングカーの展示などが行われる予定だ。

日曜日にはトヨタの歴代レーシングカーの展示などが行われる

 観戦券は富士スピードウェイのほか、ローソンをはじめとしたコンビニエンスストア、各種プレイガイドなどで販売されており、前売り券は大人5500円、ペアチケットが1万円、子供(中学生以下)無料、パドックパスは1万5500円となっている。

 なお、昨日発表があったとおり、土曜日の練習走行には近藤真彦監督のKONDO RACINGが2007年と2008年の年間チャンピオンを獲得した松田次生選手とチームを組んで参加する。1日で予選と決勝を楽しめる日曜日もよいが、モータースポーツファンならKONDO RACINGのテスト走行などが見られる土曜日から観戦するのがお勧めだろう。

 テレビ放送では、CS放送などで視聴できるJスポーツ1で、7月18日14時~16時30分にライブ中継される予定だ。

(笠原一輝)
2010年 7月 15日