ボルボ・カーズ・ジャパンは7月22日、同社ラインアップの2011年モデルの受注を開始した。

　なお2011年モデルから、全車に付帯されるメンテナンスサービス「サービス・パスポート」と、エマージェンシーサービス「ロードサイド・アシスタンス」の期間が、5年間になった。

S40

■S40/V50
　エントリーモデルのS40/S50には、従来の2.0e Aktivに替わり、「2.0e Aktiv PLUS」が導入された。

　Aktivはバイキセノンヘッドライト、運転席パワーシート、ハイパフォーマンスオーディオ、オーディオリモコン、シートヒーターを、またV50のみルーフレールやラゲッジカバーといった人気のオプションを標準装備したお買い得モデルだが、Aktiv PLUSはこれに加え、本革シート、クルーズコントロール、17インチアルミホイール「Spartacus」などを装備し、価格はV50は据え置きの399万円、S40は5万円高の329万円とした。エクステリアはフロントバンパー、リアバンパーおよびサイドシル下部をボディと同色化するフルエクステリアカラー・コーディネートを採用する。

　このほか、フロントグリルのアイアンマークが大型化され、アダプティブブレーキライトが標準装備となり、内装色が増えた。

■V70
　ボルボの中核ワゴンであるV70は、限定車だった「T6 R-DESIGN」がフラッグシップモデルとしてラインアップ入りした。

　T6 R-DESIGNが搭載する直列6気筒3リッターターボエンジンは大幅に改良を受け、最高出力を7％アップの304PSに、最大トルクを10％アップの44.9kgm（440Nm）にしつつ、10・15モード燃費が24％改善の9.7km/Lになった。また新たにブレーキエネルギー回生システムを搭載した。

■XC60
　クロスオーバーモデル「XC60」は、V70と同じく改良型の直列6気筒3リッターターボエンジンを搭載。新搭載のブレーキエネルギー回生システムと合わせ、10・15モード燃費が約17％アップの9.1km/Lになった。

　また、ボルボ・ガードアラーム、PCC/キーレスドライブが標準装備となり、フロントグリルフレームがクローム仕上げになった。

■XC70
　V70ベースのクロスオーバーモデル「XC70」は、V70、XC60同様に改良型の直列6気筒3リッターターボエンジンとブレーキエネルギー回生システムを搭載。燃費は約20％アップの9.7km/Lになった。

　また、ボルボ・ガードシステム/インテリア・ムーブメント・センサー、PCC/キーレスドライブ、「速度感応式パワーステアリング（3段階レベル調整機能付）、ワンタッチ前方可倒式後席ヘッドレストを新たに装備。しかし価格は5万円高にとどめている。

　さらに高級本革素材の特別インテリアプログラム「インスクリプション・プログラ
ム」を新たに設定したほか、シルクメタル仕上げのフリーフローティング・センタースタックとステッチ入りのドアパネルアームレストを採用した。

■XC90
　7人乗りのフラッグシップSUV「XC90」は、直列6気筒3.2リッターエンジンの「3.2SE AWD」に、30台限定の特別仕様車としてV型8気筒4.4リッターエンジンの「V8 R-DESIGN」をラインアップ。

　3.2リッターエンジンは最高出力を243PSに向上しつつ、10・15モード燃費が約5％改善の8.2km/Lになっている。

　このほか、アルミニウム・ベゼル付メーターパネル、アクティブ・ベンディング・ヘッドライトを標準で装備。エクステリアにはフェンダーエクステンションを採用し、全幅が1935mm になった。さらにプレミアム・ソフトレザーがオプション設定された。

■S80
　フラッグシップサルーン「S80」は、「T6 TE AWD」の直列6気筒3リッターターボエンジンを、V70同様の改良型に換装し、ブレーキエネルギー回生システムを搭載。10・15モード燃費が約24％改善の9.7km/Lになった。

　このほかパーキングアシスト（フロント）を搭載したほか、高級本革素材の特別インテリアプログラム「インスクリプション・プログラム」を新たに設定。T6 TE AWDには新デザインの18インチアルミホイール「Sleipner」と245/40 R18タイヤが標準装備された。

■C30/C70
　エントリークーペ「C30」と、リトラクタブルハードトップを持つカブリオレ「C70]は、、C30の「2.0e Aktiv ラグジュアリーパッケージ」のオプションに17インチホワイトカラーアルミホイール「Styx」が設定された。このほかの変更はない。

C30	C70