経産省、エコカー補助金の交付申請受付終了について
エコカー補助金の利用は、7月28日で予算比約81%に

2010年7月30日発表



 経済産業省は7月30日、自家用自動車を対象としたエコカー補助金(環境対応車普及促進事業補助金)の交付申請受付終了方法について発表を行った。

 エコカー補助金は、エコカー補助金対象車(乗用車の場合)の新車購入時に、登録後13年超の廃車を伴う場合25万円の補助、廃車を伴わない場合でも10万円の補助が出る制度。9月30日までに新車登録されたものを対象とするが、予算がなくなった場合はそれ以前に終了する。

 総予算額は約5837億円で、7月28日までの申請受付金額は4721億円。約81%予算消化が行われていることになる。

 今回の発表では、「補助金交付申請受理日が早いものを優先して交付対象とする」「申請期間内であっても、補助金交付申請額が予算額を超過することが明らかになり次第、申請受付を終了する」「申請額が予算額を超過した場合、その日に受理された申請は、公平を期すために、全て不交付とする」ことが明記されており、エコカー補助金の予算残額が少なくなる中、ルールの明確化を図っている。

 なお、エコカー補助金の申請進捗状況は次世代自動車振興センター(NEV)のWebページで公開しており、直近5営業日の申請受理金額を見ると、自家用が1日あたり20億円台前半、事業用が約1億円。現在のペースで申請が続けば、9月末日を待たずしてエコカー補助金の受付を終了することになる。

(編集部:谷川 潔)
2010年 7月 30日