アウディ、450PSのA5最強モデル「RS 5」 |
アウディ ジャパンは、4.2リッターV型8気筒エンジンを搭載した2ドアクーペ「RS 5」を、9月13日に発売した。価格は1204万円。ステアリング位置は左右が用意される。
2ドアクーペ「A5」をベースに、450PSのエンジンを搭載した高性能モデル。アウディのスポーツモデル専門子会社であるクワトロGmbHが開発した。
ボディーサイズは4649×1860×1366mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2751mm、トレッド1586/1582mm(前/後)。ベースとなったA5より24mm長く、5mm広く、9mm低い。
V型8気筒DOHC4.2リッター直噴の自然吸気エンジンを搭載。最高出力は331kW(450PS)/8250rpm、最大トルクは430Nm/4000-6000rpmで、0-100km/h加速4.6秒、最高速度250km/h(リミッターにより制限)の性能を発揮する。
エンジンは1基ずつ手作業で組み立てられたもので、高剛性クランクシャフト、強化合金ピストン、特殊な製法で強度を高めたコンロッドなどの、専用部品を使用。一方でエネルギー回生システムや、低フリクションオイルポンプなどの環境装備も搭載する。
トランスミッションは7速デュアルクラッチATのSトロニック。駆動システムは新世代クワトロシステムを謳う、クラウンギア式センターデフを採用。最大で前輪に70%、後輪に85%のトルクを配分する。従来のトルセンデフよりも2kg軽く、トルク配分のレスポンスに優れると言う。さらに状況に応じて左右輪のトルク配分を制御する4輪トルクベクタリングシステム、左右後輪のトルク配分を制御することでコーナーリング性能を高めるリアスポーツディファレンシャルなどを搭載。
4.2リッターV8直噴エンジンを搭載 | |
7速Sトロニック | クラウンギア式センターデフ |
このほかエンジン出力やトランスミッション、ステアリング特性を変化させるアウディ ドライブセレクトも搭載する。
外装では、265/35 R19タイヤを収める前後ブリスターフェンダー、RS専用のダイヤモンドルックデザインを採用したシングルフレームグリルとフロントバンパー左右のエアインテーク、シルバーに塗装された前後バンパー下部、左右1本ずつの楕円形の大径エキゾーストパイプ、電動昇降リアスポイラーなどがRS 5専用装備となっている。ヘッドライトはバイキセノンで、LEDポジションランプが付く。
前後のブリスターフェンダー、シルバーに塗装された前後バンパー下部、電動昇降式リアスポイラー、ダイヤモンドルックのグリルがRS 5の専用エクステリア |
インテリアには、シルクナッパレザーのRS専用スポーツシート、ピアノブラックフィニッシュのメータートリム、リアルカーボンのデコラティブパネルなどを装備。メーターパネル中央のドライバーインフォメーションシステムには、ラップタイマーと油温計が付く。
このほかバング&オルフセン サウンドシステム、地デジチューナー付きHDDカーナビカーナビ、リアビューカメラ付きパーキングシステムを標準で搭載。オプションでアダプティブクルーズコントロールとサイドアシスト、電動チルト式パノラマサンルーフ、275/30 R20タイヤが用意される。
(編集部:田中真一郎)
2010年 9月 13日