ポルシェ「911カレラGTS」をパリでワールドプレミア 国内では10月15日受注開始 |
独ポルシェは「911カレラGTS」「911カレラGTSカブリオレ」をパリ・モーターショー(プレスデー:9月30日~10月1日、一般公開日:10月2日~17日)で世界初公開する。
日本では、10月15日から受注が開始される。日本に導入されるモデルは、7速デュアルクラッチAT「PDK」のみで、ステアリング位置は左右が用意される。価格はGTSが1604万円、GTSカブリオレが1852万円。
911カレラGTSは、911カレラSの強化版であり、「ポルシェがこれまでに作った中で、最もスポーティーな911カレラ」をコンセプトとしている。
リアオーバーハングに積まれたエンジンは、911カレラSと同じくセミ・ドライサンプの水平対向6気筒3.8リッター直噴で、可変バルブタイミング機構「バリオカム・プラス」などを備え、6速MTまたは7速PDKを介して後輪を駆動する。
911カレラGTSでは、レゾナンスインテークマニホールドの負圧制御式フラップを6枚に増やすなどのチューニングにより、最高出力が300kW(408PS)/7300rpmに高められている。最大トルクはカレラSと同じ420Nmだが、発生回転数が4400rpmから4200rpmに引き下げられている。ちなみにこのユニットのスペックは、2009年に250台限定で発売された911スポーツクラシックとほぼ同様だ。
外観での大きな特長は、カレラSから44mm広げられたリアフェンダーで、後トレッドも32mm拡大され、305/30 R19の後タイヤを履く。
このほか、リップスポイラー付きフロントエプロンと専用サイドスカート、テールパイプのアウターシェルがブラックに塗装されるほか、ハイグロス仕上げのリムにブラック塗装されたスポークと、センターロック機構を組み合わせた、19インチRSスパイダーホイールを装着。エンジンフードと左右ドア下部にカレラGTSのロゴが入る。
内装色はブラックアルカンターラで、新デザインの3本スポーク ステアリングホイールのリムと、シフトレバー、ハンドブレーキレバーなどにブラックのアルカンターラがあしらわれる。
(編集部:田中真一郎)
2010年 9月 15日