フォルクスワーゲン、ポロのスポーツモデル新型「ポロ GTI」 最高出力20%増、燃費は26%向上 |
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは9月21日、ポロのスポーツモデルである新型「ポロ GTI」を発売した。価格は294万円。
写真のポロ GTIのボディーカラーはキャンディホワイト。オプションのLEDポジションニングランプ付きのバイキセノンヘッドライトを装備している | ||
フロントグリルには赤のラインが入る | LEDは欧州ではデイライトだが、国内仕様ではポジションライトとして設定される |
この新型ポロGTIに搭載されるエンジンは、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを両方備えた、ツインチャージャーの直列4気筒 DOHC 1.4リッターTSIエンジン。最高出力132kW(179PS)/6200rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/2000-4500rpmで、先代ポロ GTIよりも出力で20%(29PS)向上している。
トランスミッションはデュアルクラッチATの7速DSGによる前輪駆動。燃費は10・15モード燃費で16.6km/Lとなり先代のGTIよりも26%も向上している。先代とは異なり、MTは用意されない。
ポロに初搭載の1.4リッターTSIエンジン。ターボチャージャーとスーパーチャージャーを搭載 | GTI専用のステアリングホイールを装備する | トランスミッションは7速DSGのみ |
パドルシフトもステアリングに装備する | スピードメーターは280km/hまで表示。燃料系はアナログタイプ | 1.4リッターTSIエンジンのエンジン性能曲線。2000rpm~4500rpmで最大トルクを出し続ける |
足まわりには、GTI専用のスポーツサスペンションを装備、ノーマルのポロに比べて15mmのローダウンとなる。電子制御式のディファレンシャルロック「XDS」をポロとしては初めて搭載し、中高速コーナーにおける安定したコーナリングに寄与したと言う。ホイールは17インチでゴルフGTIに似た、赤く塗られたブレーキキャリパーが見える円形の穴が開いた形状。タイヤは215/40 R17が組み合わされる。
エクステリアでは、フロントまわりでは上下に赤ラインの入ったハニカムグリルと専用のバンパー、サイドスカート、リアスポイラー、クロームデュアルエキゾーストパイプなど装備する。インテリアは、GTI専用のチェック柄のトップスポーツシート、専用ステアリングホイール、シフトノブ、メータークラスターなどを装備し、ステアリングにはポロ初と言うパドルシフトスイッチが装着される。
標準のチェック柄のシート | オプションのアルカンターラ&レザレットシート |
ボディーサイズは3995×1685×1460mm(全長×全幅×全高)と、全長と全幅はノーマルのポロと同じ。車両重量は1210kgでノーマルよりも110kgアップしている。ステアリング位置は右のみ。
ボディーカラーは4色で、キャンディホワイト、フラッシュレッド、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリック。内装はチェック柄のトップスポーツシートが標準で、オプションでアルカンターラ&レザレットシートが用意される。
メーカーオプションとして用意されるものは、LEDポジションニングランプ付きのバイキセノンヘッドライトが12万6000円、アルカンターラ&レザレットシートパッケージが15万7500円、HDDナビゲーションシステムのRNS510が28万3500円となる。
(正田拓也)
2010年 9月 21日