GT-R開発責任者が語る「World of GT-R…3年後の姿」リポート
予定の1時間を大幅に超え、2時間のセミナーに

多くの一般参加者を集めて開催された「World of GT-R…3年後の姿」

2010年10月23日開催
日産自動車グローバル本社ギャラリー



GT-Rの開発責任者である水野和敏氏。GT-Rは氏のキャラクターが強く反映されたモデルとなっている

 10月23日、日産自動車は、10月18日に発表した「NISSAN GT-R」11年モデルの一般向けセミナー「NISSAN GT-Rセミナー~World of GT-R…3年後の姿」を、同社グローバル本社ギャラリーにて開催した。

 このセミナーは、GT-Rの開発責任者であるチーフ・ビークル・エンジニア兼チーフ・プロダクト・スペシャリストの水野和敏氏が講師となって、2007年に発売したGT-Rの3年後の姿、つまり今の姿を語るというもの。会場には多くの観客が詰めかけ、水野氏の講演を熱心に聞いていた。

GT-Rブランドの成功~その3年間を振り返る
 水野氏はセミナーの冒頭、「3年前、『GT-Rを日本のスーパーカーだと言うが、これから先どうするんだ?』との指摘を各方面からされました。しかし、今やGT-Rは大きなブランドとして世界に認められています。これはひとえにお客様のご支援とご愛顧による賜だと考えています。まず最初にこれを言わせてもらいます。ありがとうございました」と語り、客席に向かって深々と一礼。

 続いて語り始めたのは、2007年に発売したモデルから現在までの歩みについて。水野氏は「今世代のGT-R(R35)に対して、最も高い評価を与えたのは日本でもアメリカでもなく、ヨーロッパだった」と言う。なかでも、水野氏にとって驚きだったのが、トップ6と呼ばれる著名F1ドライバーが、こぞってGT-Rを買い求めたこと。普段は工場直送のスペシャルフェラーリを好む彼らが、極東の日本産の量産スポーツーカーを好んで乗り回すという事態は、希な現象なのだそうだ。

 また、量産車のテストコースとして今や日本でも有名になったニュルブルクリンクを有するドイツでも、GT-Rは一大ブランドになっていると言う。ニュルブルクリンクの一般走行時間には、ドイツ人の操るGT-Rが、ドイツ製の名だたるスポーツカー達に道を譲らせる現象は今や珍しくないと言う。

 なお、2009年に発売したSpec Vがもっとも売れた国はスイスとのことで、これはF1ドライバーをはじめとした裕福な人が多数移住しているためなのだとか。補足しておくと、スイスには見積課税制度という、生活費に連動するが所得に連動しない税制があり、これが高所得者には非常に魅力的で、人気の移住先となっている。

 GT-Rブランドの名声は、中近東にまで波及しており、量産車としては異例のアラブのVVIP(超VIP)向けの納入を果たしたとも語る。今ではアラブの王室間でのプレゼントアイテムとしてもGT-Rは人気なのだとか。

世界各国でブランドを確立し、中近東ではVIP特別仕様車を400台以上納車したと言うGT-Rは世界各国で66の賞を受賞した。ヨーロッパで高く評価されている日本車の1台である事は間違いない

GT-Rの価値~水野氏が訴えたかったキーメッセージ
 現代は、燃費をはじめ、環境性能がクルマの性能において重視されている。この時代の中、GT-Rという動力性能重視のクルマが成り立つのか。水野氏はこのテーマについて語った。

 「エコとは人間が『環境に生きる知恵』です。これについては日産はリーフという電気自動車やクリーンディーゼル車を開発、発売することで対応しています。一方で、GT-Rは『人間が生きる力』の源となるような存在になるべく開発してきました」(水野氏)。映画を見る、旅行を楽しむ……という行為は、社会に貢献しているとはいえない行為だが、人間にとっては必要な行為であり、それらは人間が生きる力になる。エコは人間社会を未来に繋げる行為だが、人間がいなくなっては人間社会は成り立たない。エンターテインメントは人間に生きる力を与える。水野氏はGT-Rはそういう存在なのだと主張する。

 そして氏によれば「World of GT-R」とは人々に感動を与えること、「感動の創造」がテーマなのだと言う。

 「チューニングしたエンジンを軽いボディーに乗せ、レーシングカーモドキのタイヤ付けてどこそこで走らせて何秒のタイムが出る。運転技術が高いお金持ちだけが楽しめる。これがそれまでのスーパーカーでした。とても閉じた市場だったように思います。でも、車を走らせる楽しみはみんなが体験したい感動なんです。スーパーカーをオープンな市場にしようよ、そんな思いを込めてGT-Rを作りました」(水野氏)。今回発表した2011年モデルは、マイナーチェンジの位置づけとなっているが、単純な性能強化自体が目的ではなく、メインテーマとしてきた「感動の創造」の完成度を高めた存在だと語る。

GT-Rは生きる力だと言うGT-Rに込められたメッセージ。それは「感動の創造」

 2009年のSpec V、そして今回追加された「Club Track Edition(クラブトラックエディション)」はモータースポーツ寄りの「走る感動」を与える存在として提供され、オリジナルのインテリアを選べる「EGOIST(エゴイスト)」は「創る感動」を与える存在となる。また、今回のマイナーチェンジに伴って、新たに認定中古車制度を改定し、これを「価値の喜び」とし提供する(詳細は後述)と言う

 「最新の車に求められるキーファクターには高いエコ性能ともう1つあると思っています。それは『命を救うこと』です。運転している人間がこのくらいはできるはずと思う性能と、実際の車の性能。このギャップの大きさが事故を生みやすくします。ステアリングを切って回れるのが回れない。ブレーキを踏んで止まれるものが止まれない。運転時に人間が思い描く性能と、実際の車両の走行時の性能は矛盾することが多いのですが、この矛盾を解決する高性能を実現するために目指したものが、GT-Rの『マルチパフォーマンス』というコンセプトなのです」。

 自動車メーカーから国土交通省に届け出るブレーキ性能テスト結果には、100km/hから踏力80kgでブレーキペダルを踏み込んだときの制動距離が含まれる。一般的なコンパクトカーにはこれが55mを超えるものがあり、一般にスポーツカーにカテゴライズされる車種だとこれが40m前後になる。GT-Rではこれが35mだと言い、“サーキットが何秒”と言うことではなく、こうした「自動車としての高性能」を実現することが、GT-R開発の意義だったというわけだ。

 GT-R開発で培われた技術やデータがすぐに市場のボリュームゾーンの車種に反映されるわけではないが、メーカーとしての技術力は各段に向上することは間違いない。それらは、将来開発される自動車に活かされることになる。そして、その「自動車としての高性能」を今すぐ体験できる存在がGT-Rということなのだろう。

 水野氏は、「GT-Rはスーパーカーのためのスーパーカーとして開発していません」とも言い、スポーツカー専用メーカーではない、量産車メーカーとしての日産らしい立ち位置があり、その意味でもGT-Rの存在価値はあるとする。

GT-Rに秘められた高性能の意味とは?「GT-Rはスーパーカーのためのスーパーカーとして開発していません」と語る水野氏

GT-Rの11年モデル
 GT-Rの現状に続いて、11年モデルから新設されたグレードについての解説が行われた。

 11年モデルでは、従来の基準車、Black edition(ブラックエディション)、Premium Edition(プレミアムエディション)、Spec Vに加え、Club Track EditionとEGOISTが追加されている。

Club Track Editionの解説

 「より特化した『走る感動の創造』を提供したのがClub Track Editionです。これは、サーキット走行専用の車種を提供するだけでなく、走行前と走行後に手厚いサポートを行うパック商品です。午前中はマンツーマンによる運転技術指導を行い、午後にはレースやタイムアタックを行えるプログラムが提供されます。メーカーが車を売るだけでなく、お客様が(クルマを)使いこなして楽しめるところまでサポートして行こう……というのがコンセプトです。おそらく、この手のサーキット専用車が1000万円で買えるというのは、凄いことだと思っています。ちなみに、N1レースのトップ5クラスのタイムを出せるポテンシャルがあります」と水野氏は語る。

 Club Track Editionは、車両価格の1047万9000円以外に、年間約300万円の会費が加わったパックグレードになる。ユーザーには、年約5回のイベントへの参加権が与えられ、プロのレーシングドライバーによるマンツーマンレッスン、車両メンテナンス、車両運搬と保管、ブレーキ/タイヤ等の消耗品の年1回までの無償交換、Club Track Editionユーザーミーティング/パーティへの参加権なども含まれる。


EGOISTでは、ドイツの皮工房シートン・ミュルハイム製の革内装、輪島蒔絵のエンブレムなどが装備される

 EGOISTについては、「寿司、そばという食文化は日本の素晴らしい文化の1つです。これは、職人がお客様の目の前で技を披露し、調理をしてくれる。これは『創る』という行為自体に感動を与える商品価値があると言うことなのだと思います。自動車にも、こうした感動を与えてくれる存在があってもよいのではないか……と思い、新しく設定したのが『EGOIST』です」と言い、そのコンセプトを語った。

 EGOISTでは、内装色を内装の上部4色、下部10色の中から、ユーザーが好きに組み合わせてオーダーできるメニューが提供される。この内装の製作を担当するのはドイツの皮工房シートン・ミュルハイムになる。また、ステアリング中央に配されるGT-Rロゴエンブレムは漆加飾の輪島蒔絵が採用される。これはEGOIST専属の伝統工芸士、久保田栄氏による手作りになる。さらに車内の音響装備についても、ユーザーの身長に合わせた音場チューニングがなされたボーズのプレシジョン・サウンドシステムが提供される。

 「EGOISTをご注文いただいた方には、日産栃木工場のEGOIST専用工房にご招待し、目の前でお客様のGT-R EGOISTの組み立て行程をご覧頂けるようにします」(水野氏)。この、過去にあまり類を見ない“おもてなし”サービスは、「職人がそばを打つ様子、寿司を握る様子を楽しむ日本の食文化を自動車産業にも応用したい」という水野氏のたっての要望によって実現したものだと言う。

 「EGOISTという言葉は日本語ではあまりよい意味を待ちませんが、このエディションを買われる方は、1週間のうち、6日以上、自分の身を他人のために捧げているような人たちです。そうした方達に、わずかな間だけ“わがまま”になってお楽しみ頂けたら、と思い、設定しました」と、グレード名の背景を語った。

EGOIST購入者は、自分の愛車の組み立て工程を見学することができる身長にあわせたサウンドセッティングが行われる国内16店舗のみの専用販売。内装については実際の革サンプルに手を触れながら、内装シミュレーターを使ってわがままなカスタマイズが可能

既存のGT-Rユーザーのための新しい取り組みを開始
 「GT-Rは年次改良を続けていくことを公言しました。ならばすでに販売したクルマについても進化させていきたいと考えました。それが、『バージョンアップキット』の提供に繋がっています。これを搭載することで、過去モデルのGT-Rを最新のGT-Rと同等の性能に高めることができます。一般車種ですと、アフターパーツの装着は中古査定時に価値を下げてしまうものですが、GT-Rに関しては、公認パーツやこうしたアップグレードキットを装着した車両に対しては査定価値を上げる取り組みに改善しました」と言い、11年モデルにおいても、既存ユーザーのためのバージョンアップキットが提供される。

 これに加え、新たに中古車専用のアップグレードキット「アドバンスキット」が、11年モデルの発売と同時に提供が開始される。「中古車のGT-Rにも専用の進化キット『アドバンスキット』を開発しました。R35の中古車を買われたお客様は想像するに、R33/R34から来られる方が多いと思います。こうしたユーザーはステアリングを切ったときにクイックな応答を好む方が多いのです。そのため、このキットには専用開発された新サスペンションが含まれます。さらにライン価格25万円のサッチャム認定の防盗装置、ウェザーストリップ(防水部品)の貼り替えを含んで38万円で提供します。はっきりいって儲けはほとんどないです」と述べた。

 防盗装置を中古車専用のアドバンスキットに組み込んでいるのは、R35の中古車ユーザーの多くは、屋外駐車場の利用頻度が高くなることを想定しているため。なお、このアドバンスキットは、既存R35ユーザーへの提供は予定されず、日産認定中古車の販売店舗でR35 GT-Rを購入したときにだけ選択できるメニューになるとのこと。

既存GT-Rユーザーのために、バージョンアップキットが提供される発売から3年目を迎え、2007年モデルのオーナーの11年モデルへの買い換えが見込まれる。GT-Rの中古車が出回ることになるが、その価値を下げない取り組みを行う中古車ユーザー専用の、中古車購入時にだけセット販売されるアドバンスキットを新設

タイム計測。その意味と意義。
 最後に、水野氏は年次モデルのタイム計測の意義、意味について語った。11年モデルの0-100km/h加速は真夏の仙台ハイランドでの参考計測値で3.2秒を記録していると言う。「真冬にやればまだ少しは伸びるはずだ」「今回は、VDC-R(横滑り防止機構)のRモードに発進装置(ローンチコントロール)を搭載しました。このモードを使用しても販売店保証がちゃんと持続します。0-100km/h加速が3.2秒の世界は、加速Gが凄まじすぎて指先しか動かない世界です」と水野氏は語る。GT-Rのトランスミッションはパドルスイッチを押してから変速トルクがリアタイヤに伝わるまでを0.15秒と公称している。この速度変動は、速度上昇線を表したグラフにおいてわずかな揺らぎにしか現れない。

 「ほかのメーカーはスイッチを押してから変速完了までの時間を公称値としています。これは数値になると、GT-Rでやっていることの違いが見えてきません。我々はこの速度グラフが直線になることに情熱を注いでいるんです」と言い、GT-Rが特別なクルマであると言う。

 GT-Rは、年次モデルが発表になるごとにニュルブルクリンクでの計測タイムを公表しているが、2011年モデルでは、まだその公称値が公開されない。これは計測日は、路面がウェットコンディションであったためで、それ以前に計測した、開発時の一部ウェットコンディション時の参考タイム、7分24秒を公表している。

 2007年のオリジナルモデルのタイムは7分38秒、その後、年次改善とともにタイムは縮まり、2009年モデルの公式タイムは7分26秒と発表している。一部ウェットでありながらの7分24秒の参考タイムは、その性能がさらに進化していることをうかがわせる。

 水野氏は、7分24秒の参考タイムを記録した際のデータログを示しながら、一部ウェット状態の個所で速度が落ち込んでいるポイントを指摘。完全なドライコンディションであればさらにタイムは伸びるはずだ、と、うれしさ半分、悔しさ半分の口調で語っていた。

 このGT-Rのタイムは、11年モデルで向上した出力がその要因と思いがちだが、水野氏は、空力を味方に付ける攻撃的なエアロダイナミクスが大きく貢献していたと言う。「GT-Rのブレーキはタイヤハウス全体でディスクを冷やす構造になっています。だから走り出せば100度は軽く下がる構造になっているんです。レーシングカーのようにダクトホースで部分的に冷やしているだけでは30度下げるのがせいぜいといったところです。GT-Rの場合、タイヤハウス全体が冷却ホースのような構造になっています。だから、GT-Rのブレーキは800度域まで実用となっているんです。言いたいことは、空力を味方に付ければ、ブレーキ性能を劇的に変えられるということです」と、11年モデルでの空力変更点がブレーキ性能の向上に役立つことを図示した。

11年モデルの0-100km/hの計測データを解説する水野氏。速度データに段差がないことを強調空気に抗わず、空気を味方に付ける攻撃的なエアロダイナミクスを実現したと言う11年モデル
身振り手振りで11年モデルのエアロダイナミクスを語る水野氏

 そして、一連のタイム公表については「競合車種とのタイム競争をしているわけではない」と声高く力説した。「毎年、公表してきた9月の計測タイムの意味。それは、そのタイム性能が、その2カ月後の11月からの量産車に反映されることを訴えるためにやってきているんです。(他車と)タイム争いをしているわけではないんです。『水野はタイム争いばかりしている』との報道ばかりで、日本のメディアは1社たりともこれを正確に伝えてくれたところはなかったのが残念です」と言う。

 つまり、公表される年次モデルの計測タイムは「実体を伴うデータである」ということを言いたいのだ。もちろんニュルブルクリンクの周回時間というデータは、他車のデータがあってこそ意味を持ってくるため、「まったくタイム争いをしていない」と言う水野氏の主張には疑問符は付くのだが、少なくとも「最速タイムを更新するのが目的ではない」ということを言いたいようだ。今後、「タイムは変わらないが燃費が各段によくなった……」という計測タイムのアピール方法もあり得るのかもしれないが、現時点では日産からはタイム以外のデータは明確に公開されておらず、今後の性能表現の方法を楽しみに待ちたい。

 水野氏は、「最速タイムを出すならばClub Track Editionにスリックタイヤを履かせて計測すればよいだけのことです。でも、ボクはそれを絶対にやらない。適当にチューニングした開発テスト車両で、ものすごいタイムを出して、それをアピールした後、ごく少量の量産車がまったくそのタイムと違う性能だったとしたら……意味がないでしょう。ボクは9月に量産予定・基準車でテストして、11月から生産されるGT-Rのすべてがそのタイムを出せる性能を持っているということ、そこに意味があると思ってわざわざドイツに行って仕事をしているんですよ」と言う。市販スポーツカーのニュルブルクリンク北コースのタイム争いは近年白熱しているが、これにGT-Rが巻き込まれているということを、水野氏はあまり快く思っていないようだ。

 「3年間溜まっていた不満が、今日ついに爆発してしまいました。すみませんでした」とこのセッションでの発言を締めくくった。水野氏によるこのセミナーは予定よりも1時間延長された2時間の長丁場となり、後半は水野氏の熱弁が止まらず、かなり声を荒げる場面もあったりと、日産スタッフはもちろんのこと、来場していた一般のお客さん達も驚いていたようだ。

 ただ、水野氏は講演中、何度も「自分に正直であり続けたい。その上でもの作りをしていきたい」ということを訴えており、その思いが結実した「GT-R」という製品には、スペック以上の信頼性というものが滲み出ているように思える。11年モデルは、ビックマイナーチェンジが行われたことになるが、今後も、年次改良の開発は止まらないようだ。日本を代表する“量産スポーツカー”のGT-Rの進化を感じることができた。

タイム計測を行っている、ニュルブルクリンク北コースのコース図11年モデルの参考タイム、7分24秒のデータログ。最上段が速度、最下段2つがフロントとリアのブレーキ温度ブレーキ温度について語る水野氏
ニュルブルクリンクのタイム計測は手段であり、目的ではないことを強調熱弁が止まらない水野氏。その熱い思いはGT-Rに結実している

 なお、セミナー終了後、短時間ながら水野氏にインタビューすることができた。簡単ながら、その内容を付け加えておく。

──アドバンスキットに含まれるサスペンションはベースは何?
水野氏:中古車専用の専用開発になっています。

──11年モデルからブリヂストン製のタイヤがなくなったのはなぜ?
水野氏:現在、ブリヂストン製の新タイヤは開発中です。然るべき時に発表させていただきます。

──EGOISTで使われる内装シミュレーターのソフトウェアは、マルチインフォメーションメーターを同じく、グランツーリスモを開発するポリフォニーデジタルとのコラボレーションによるものか?
水野氏:違います。CGでは再現できないと判断し、あえて写真ベースのものとしています。

──従来車にはフロントLSDがないが、2011年モデルからはどうか?
水野氏:2011年モデルにもフロントLSDはありません。普通のオープンデフになっています。

(トライゼット西川善司)
2010年 10月 26日