警察庁、「もみじマーク」の変更を含む道交法の一部規則改正
新高齢運転者標識は2011年2月1日より、そのほかは12月17日施行

四つ葉のクローバーをモチーフとした新高齢運転者標識

2010年12月17日施行
(新高齢運転者標識のみ2011年2月1日施行)



 警察庁は12月17日、「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令」について発表した。

 今回の改正では、「もみじマーク」と呼ばれていた高齢運転者標識が新たなものになるほか、小型二輪やミニカーについて定格出力が定められるなどした。新高齢運転者標識は2011年2月1日より、それ以外は12月17日施行となる。

 高齢運転者標識は、75歳以上の高齢運転者に表示が義務づけられており、70歳以上75歳未満の運転者には「加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、高齢運転者標識を付けて普通自動車を運転するように努めること」が定められているもの。

 2010年の夏に新デザイン案が募集され、もみじをモチーフにしたもみじマークから、四つ葉のクローバーをモチーフとし、シニアの「S」の文字を図案化した新しいものが決まっていた。

 小型二輪やミニカーについては、これまで小型二輪は排気量125cc以下、ミニカーは50cc以下と定められていたが、それぞれ定格出力1kW、0.6kWと出力値についても定められた。

 なお、道路標識や区画線についても一部変更が行われている。

(編集部:谷川 潔)
2010年 12月 17日