自販連（日本自動車販売協会連合会）は1月11日、2010年12月および年間の乗用車車名別販売台数を発表した。全軽自協（全国軽自動車協会連合会）も2010年12月および年間の軽四輪車通称名別新車販売速報の発表を行った。

■2010年12月の普通車車名別販売台数
　自販連のランキングによると、1位は「プリウス」、2位は「フィット」となり、この2車種が1万台超え。3位はラクティスで、直近でマイナーチェンジやモデルチェンジを行ったフィットとラクティスの2車種が前年同月比で100％以上となっている。

　11月に8位となっていた「マーチ」は14位となり、ベスト10はトヨタ車とホンダ車で占められた。

■2010年の年間普通車車名別販売台数
　2010年の年間ランキング1位は、1月～12月まで首位を維持した「プリウス」。2位は「フィット」、3位は「ヴィッツ」となり、2009年と同様の結果となった。

　販売代数的には、ベスト10に入ったほとんどの車種が2009年を上回り、エコカー補助金（環境対応車普及促進対策費補助金）による販売台数増の影響が見て取れる。

■2010年12月の軽自動車車名別販売台数
　全軽自協の軽四輪車通称名別新車販売速報によると、12月は「ワゴンR」が1位、「ムーヴ」が2位、「タント」が3位となり、この3車種が1万台超え。直近でマイナーチェンジを行い大きく販売台数を伸ばした「ライフ」を含め、1位～4位まで前年同月比が100％を超えている。

■2010年の年間軽自動車車名別販売台数
　2010年の1位は「ワゴンR」の19万5105台、2位は「タント」の19万1391台で、その差は3715台。昨年3位だったタントとは対前年比131.6％と販売台数を伸ばし、ワゴンRに詰め寄ったものの、首位を獲得するまでに至らなかった。

　3位は「ムーヴ」、4位は「アルト」、5位は「ミラ」となっており、2位と3位が入れ替わった以外は、同じ車種で1位から5位までが占められている。