日産、大阪「EVタクシープロジェクト」に「リーフ」50台納車 2月15日より営業開始 |
日産自動車は2月15日に、大阪府が電気自動車(EV)の早期普及策の一環として進めている「EVタクシープロジェクト」に協力し、EV「リーフ」50台を納入したと発表した。
同日大阪市内でEVタクシー出発式が行われ、タクシー事業者32社によるリーフの営業運転が始まった。
大阪府は2009年6月19日に、EVなどのインフラや社会整備を推進する「大阪EVアクションプログラム」を発表。EVタクシープロジェクトはこのプログラムに基づくもので、ビジネス・観光などで大阪を訪れる人に大阪府のEV普及の積極的な取り組みを印象的に伝える役割を担う。
この大阪EVアクションプログラムでは、2011年度までをフェーズ1と位置づけ、EVタクシーやEVカーシェアリングを含めEVを1000台導入することを目標としている。その後、2014年度までに充電施設のさらなる整備やイベント開催など行うフェーズ2、2019年度までに関西圏全体でのEVの普及を目指すフェース3の実施を計画している。
大阪府では、EVタクシーの営業開始にあわせて、50台共通の「EVタクシーラッピング・デザイン」を採用したほか、「EVタクシー専用」乗場の設置、専用端末で配車場所まで呼び出すオンデマンド運行、事前予約の固定ルート運行に観光タクシーを実施するなど、数多くの取り組みを行うことを発表している。
日産は、大阪府が主導して3月24日~26日に開催する「大阪新エネルギーフォーラム2011」に協力し、同社COOの志賀俊之氏による記念講演を始めとした各種講演、リーフの試乗・展示などを行う予定。
(編集部:谷川 潔)
2011年 2月 15日