ホンダ、通信費無料の「リンクアップフリー」を3月17日発表予定の「フィット シャトル」から全車種に拡大 「インターナビ・プレミアムクラブ」会員向け、回線もソフトバンク 3Gに |
リンクアップフリーのサービス概念図 |
本田技研工業は3月8日、同社製カーナビで提供している双方向情報ネットワークサービス「インターナビ・プレミアムクラブ」会員向けの通信費無料サービス「リンクアップフリー」を、3月17日発表予定の「フィット シャトル」を皮切りに、以降発売する全車種に適用拡大することを発表した。
リンクアップフリーは、ハイブリッド車「CR-Z」の発売にあわせて開始された無料データ通信サービスで、ウィルコムのデータ通信モジュールを使用。これまではハイブリッド車を中心に提供されてきた。新車納車時から利用できるようにセットアップされており、車検時にホンダディーラーで更新手続きを行うことで、継続して無料で利用できるようになっている。
「フィット シャトル」から適用拡大される「リンクアップフリー」では、通信回線をソフトバンクの3G回線に変更。より高速かつ広いエリアでのデータ通信を可能としていると言う。この通信機器の変更に伴い、現行の「リンクアップフリー」適用車に対して、2011年4月下旬からソフトバンクの3G方式へのアップグレードを無償で実施する。
同社では、この適用拡大により、多くのリアルタイム走行データ(フローティングカーデータ)の収集が可能となり、ユーザーへより精度の高い渋滞予測などの交通情報を配信することで、スムーズなルート案内によるCO2削減に貢献するほか、防災情報や気象情報をタイムリーに受信することで、より安全で快適なドライブを支援できるとしている。
(編集部:谷川 潔)
2011年 3月 8日