プジョー、上海モーターショーで中国専用の「508」を発表 中国でデザインされた新型クロスオーバーのコンセプトカーもお目見え |
プジョーは4月14日(現地時間)、中国市場向けに開発された新型ラグジュアリーカー「508」と、中国でデザインされた新型クロスオーバーのコンセプトカーを、中国 上海で開幕する「オート上海2011」(会期:4月19日~28日)で公開すると発表した。
セダンとステーションワゴンをラインアップする508は、昨年のパリモーターショーでデビュー。2011年初頭に欧州市場に投入され、発売後1カ月半で販売目標を20%超えた。
今回の上海モーターショーで中国専用の508を発表することについて、今後生産される508セダンの2台に1台が中国で販売されること、508シリーズ全体の生産台数のうち、1/3が中国市場で販売されること、モデルラインアップとクオリティを新たなレベルに引き上げるという、世界規模での攻勢戦略の重要な役割を508が担っていることを挙げている。
上海モーターショーで登場する中国専用の508について、従来モデルとの変更点は明らかになっていない。
現在、欧州市場に投入されている508は、88kW/160Nmと115kW/240Nmを発生するガソリンエンジン仕様の1.6リッター車のほか、ディーゼルエンジンのアイドリングストップ機構「e-HDi」を備える1.6リッター車(82kW/285Nm)、82kW/254Nmの1.6リッター車、103kW/340Nmと120kW/340Nmの2.0リッター車、150kW/450Nmの2.2リッター車をラインアップする。
また、上海にある中国テクニカルセンターが研究開発をした新型クロスオーバーのコンセプトカーも初披露する。
このコンセプトカーはガソリンエンジンベースのハイブリッドカーで、ラグジュアリー性を重視して開発したと言い、同社が中国市場で受け入れられるのに重要なポジションを担うとしている。
同時に、今後数年間にわたって毎年1台以上の新型モデルを中国市場に投入するほか、中国で持続的な自動車利用が進むよう、駐車場技術の供与に取り組んでいくことを明らかにしている。
(編集部:小林 隆)
2011年 4月 14日