ボルボ、スポーツワゴン「V60」正式発表 |
ボルボ・カーズ・ジャパンは、スポーツワゴン「V60」を6月4日に発売する。価格は次のとおり。いずれも右ハンドル仕様のみ。
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
V60 DRIVe | 直列4気筒 1.6リッター直噴ターボ | 6速デュアルクラッチAT | 2WD(FF) | 395万円 |
V60 T6 AWD SE | 直列6気筒 3リッターターボ | 6速AT | 4WD | 539万円 |
V60 T6 AWD R-DESIGN | 599万円 |
3月に発売されたセダン「S60」のワゴンバージョン。パワートレーンのラインアップやグレード構成はまったく同じ。「DRIVe」が平成17年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星)を達成しており、エコカー減税によって自動車重量税と取得税が50%減税されるのも同様だ。価格はワゴンがセダンより20万円高い設定となっている。
S60と同様にダイナミックなスタイリングや走行性能を実現することを目標としたスポーツワゴンで、傾姿勢のフォルム、クーペのように後方へ下がっていくルーフラインや、「ダブルウェーブ」と呼ぶ抑揚のあるウェストラインを備え、V70やV50のような実用性を重視したスタイリングとは異なる。
ラゲッジスペースの容量は公開されていないが、後席は4:2:4の分割可倒式となっており、助手席シートバックを前方へ倒すことで長尺物を積むことができる。欧州での発表値では、後席シートバックからテールゲートまでの長さが978mm、前席シートバックからテールゲートまでが1749mmとなっている。
V60のインテリア | シティ・セーフティはレーザーセンサーで前走車を検知する |
安全装備もS60同様で、低速域での追突事故を防止・軽減する自動ブレーキ「シティ・セーフティ」や、横滑り防止装置「アドバンスド・スタビリティ・コントロール」を標準で装備。アドバンスド・スタビリティ・コントロールには、コーナーリング時に内側ホイールにブレーキをかけ、外側ホイールへトルクを配分することでアンダーステアを軽減する「コーナー・トラクション・コントロール」機能が含まれる。
また、歩行者検知機能付きの自動ブレーキ「ヒューマン・セーフティ」も用意。カメラで歩行者を認識し、35km/h以下では衝突を可能なかぎり回避、35km/h以上ではダメージを軽減する。
ヒューマン・セーフティは、T6 AWD R-DESIGNに標準で装備される。その他のグレードでは、全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールや車間警告、ドライバー・アラート・コントロールなどとセットのオプション「セーフティ・パッケージ」として、25万円で装着できる。
さらに全車、「ファミリー・パッケージ」オプション(4万円)を選択すると、後席にい「インテグレーテッド・チャイルド・クッション」が装備される。
DRIVeには7インチワイドディスプレイ、CD&DVDビデオプレーヤー、ラジオ、USBポート、AUX、ステアリングリモコンスイッチ、Bluetooth対応ハンズフリー機能が標準で装備される。T6 AWD SEとT6 AWD R-DESIGNにはこれに加えて、HDDカーナビと地デジチューナーが標準装備となる。DRIVeには、25万円のパッケージオプションで、カーナビとキセノンヘッドライトのセットが用意される。
DRIVe | T6 AWD SE | T6 AWD R-DESIGN | ||
全長×全幅×全高 | 4630×1845×1480 | |||
ホイールベース[mm] | 2775 | |||
前/後トレッド[mm] | 1590/1585 | 1580/1575 | ||
重量[kg] | 1560 | 1800 | ||
エンジン | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴ターボ | 直列6気筒DOHC 3リッターターボ | ||
最高出力[kW(PS)/rpm] | 132(180)/5700 | 224(304)/5600 | ||
最大トルク[Nm(kgm)/rpm] | 240(24.5)/1600-5000 | 440(44.9)/2100-4200 | ||
10・15モード燃費[km/L] | 12.6 | 8.9 | ||
JC08モード燃費[km/L] | 11.4 | 8.5 | ||
トランスミッション | 6速デュアルクラッチAT | 6速AT | ||
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD | ||
前/後サスペンション | マクファーソンストラット/マルチリンク | |||
タイヤ | 215/55 R16 | 235/45 R17 | 235/40 R18 |
(編集部:田中真一郎)
2011年 5月 9日