高速道路各社、ゴールデンウィークの渋滞は昨年より増加
10km以上の渋滞は18%増、30km以上は74%増

2011年5月9日発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)の高速道路各社は5月9日、ゴールデンウィーク中(4月28日~5月8日の11日間)の交通状況(速報)を発表した。

 発表によると、高速道路の主な区間21カ所の1日平均交通量は、昨年のゴールデンウィーク(4月29日~5月9日)の5万4100台に対し5万5800台の103%、一昨年(5万2000台)と比べると107%になる。

 渋滞回数は、10km以上の渋滞が昨年の419回から496回になり昨年比118%、30km以上の渋滞については53回から92回と大幅に増加し、昨年比174%という結果となった。

 また、東日本大震災の影響が大きい東北自動車道、常磐自動車道、磐越自動車道等(※1)では、10km以上の渋滞が昨年の70回から53回に減少した一方、30km以上の渋滞については昨年の16回から17回とわずかに増加した。同区間でもっとも渋滞が激しかったのは、下りは5月3日9時25分ごろに東北道 岩舟JCT(ジャンクション)付近で発生した66.5km、上りは5月4日18時40分ごろに東北道 白石IC(インターチェンジ)付近で発生した45.0kmとなっている。

※1:東北道、常磐道、磐越道(いわきJCT~津川)、青森道、八戸道、釜石道、秋田道、日本海東北道(岩城~河辺JCT)、東北中央道、山形道、北関東道、百石道路、琴丘能代道路、秋田外環道路、湯沢横手道路、米沢南陽道路、仙台北部道路、仙台東部道路、三陸道、東水戸道路、圏央道(鶴ヶ島JCT~桶川北本、つくば中央~稲敷)

主な渋滞個所

順位上下線道路名渋滞日時(ピーク)渋滞発生個所渋滞延長渋滞要因
1下り関越道5月3日11時45分頃藤岡JCT付近77.4km交通集中および事故
2下り九州道5月3日10時50分頃福岡IC付近76.9km交通集中
3下り東名高速4月29日17時35分頃宇利TN付近66.6km交通集中および事故
1上り東名高速5月3日11分6分頃愛鷹PA付近62.5km交通集中および事故
2上り東名高速5月4日19時26分頃大和TN付近60.2km交通集中および事故
3上り名神高速5月4日19時28分頃米原JCT付近58.6km交通集中

※IC(インターチェンジ)、PA(パーキングエリア)、TN(トンネル)

(編集部:小林 隆)
2011年 5月 9日