富士通テン、iPhone連携やエコドライブ支援機能を搭載したメモリーカーナビ3機種

AVN-F01i

2011年7月上旬発売
オープンプライス



 富士通テンはカーナビ「ECLIPSE」(イクリプス)の2011年夏モデルとして、メモリカーナビ3機種を7月上旬に発売する。価格はすべてオープンプライス。

製品名型名店頭予想価格
メモリーナビゲーション内蔵
ワンセグ/CD
7.0ワイドQVGA AVシステム
AVN-F01i9万円前後
メモリーナビゲーション内蔵
SD/DVD/地上デジタルTV
7.0ワイドVGA AVシステム
AVN-Z0120万円前後
メモリーナビゲーション内蔵
SD/DVD/地上デジタルTV
7.0ワイドVGA AVシステム
AVN-V0118万円前後

 

オプション型名価格店頭予想価格
フロントアイカメラFEC111オープンプライス2万5000円前後
iPod接続コードIPC1113675円

iPhone連携やTwitter機能を搭載した「AVN-F01i」
 7型ワイドのEGAディスプレイ(約39万画素)と8GBのメモリー、CDプレーヤー、ワンセグチューナー、AM/FMチューナーを搭載したモデル。

 別売のケーブル「IPC110」でiPhoneを接続し、iPhoneに3種の専用アプリをインストールすると、iPhoneと連携した機能を利用できる。対応機種はiPhone 3GS/4で、対応OSはiOS 4.3~。

 連携に必要なiPhoneアプリは現在のところ3つ。「TwitDrive」(ツイットドライブ)は、ユーザーが体験した渋滞や店舗・スポットの情報をTwitterで共有できる機能。現在地付近の投稿された情報をカーナビで見て、目的地に設定したり、カーナビから定型句をつぶやくことができる。

 「どこCar」は、駐車後にiPhoneをAVN-F01iから取り外すと自動的に起動するアプリで、位置登録ボタンを押すと駐車位置を記憶する。クルマに戻るときは、iPhone上で道順や距離をAR表示し、誘導する。

 「Carニュースリーダー」は、Yahoo! JAPANが提供するRSS情報をカーナビの音声で読み上げるアプリ。音声を男性・女性に切り替えられるほか、読み上げ速度を変えることもできる。

 このほかBluetooth 1.4によるハンズフリー通話やオーディオ機能と、純正ステアリングリモコンの自動車メーカー別プリセットを備える。

 本体サイズは180×165×100(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。

エコドライブサポートなどを搭載した「AVN-Z01」「AVN-V01」
 Z01、V01ともに、7型ワイドのVGAディスプレイ(約115万画素)と、16GBのメモリー、DVD/CDプレーヤー、SDカードスロット、AM/FMチューナー、フルセグチューナーを搭載したモデル。Z01のみ、Bluetooth 1.4によるハンズフリー通話やオーディオ機能を備える。

AVN-Z01AVN-V01

 購入後3年間、地図データを無償で更新する「マップオンデマンド」に対応。最短7日で新規開通の高速道路や有料道路のデータが提供される。更新データはPCで専用サイトからSDカードにダウンロードし、カーナビにインストールする。

 エコ運転をサポートする「エコドライブサポート」を新たに塔載。乗車時にエコ運転に関するアドバイスをしてくれる「エコアドバイス」、燃料消費の少ないルートを表示する「エコルート」、発進・加減速・巡航などからエコ運転率を5段階評価する「エコ運転評価」、燃費の履歴などを表示する「燃費表示」の機能がある。

 画像補正LSI「Vivid View Processor 3」による視認性補正技術「E-iSac Display」(イー・アイザック・ディスプレイ)を搭載し、太陽光の反射でディスプレイが見えにくくなる問題を解消した。また、映像によって明るさレベルを補正し、コントラストを向上させるほか、バックライトの消費電力を最大54%、平均24%削減した。

 さらに音声補正機能「E-VOLUTION」により、音量レベルの異なる圧縮音源を同じレベルに補正することで、ボリューム操作を減らした。

 フルセグチューナーは中継局の情報をカーナビに搭載することで、サーチ時間を短縮する「ネットワークフォロー」機能を搭載した。

 このほか、純正ステアリングリモコンの自動車メーカー別プリセットを備える。

(編集部:田中真一郎)
2011年 6月 1日