トヨタなど4社、PHV・EVを使ったマンション向けカーシェアリング 2012年春にプリウス PHVとiQベースのEVを配備したマンションが登場 |
iQベースのEV |
トヨタ自動車、野村不動産、大京、トヨタホームの4社は、2012年春からプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウス PHV」と、「iQ」ベースの電気自動車(EV)を使ったマンション向けカーシェアリングを実施すると発表した。利用料金は未定。
石油消費の抑制、地球温暖化の対応策の1つとして、都市部を中心にカーシェアリングの需要が高まっており、トヨタでは将来の車のあり方につながる利用法としてカーシェアリングを導入することを決定した。
導入されるマンションは、東京都目黒区の「プラウド駒場」(総戸数223戸)と杉並区の「プラウド杉並和田」(総戸数133戸)、愛知県名古屋市の「ヴィラス星ヶ丘の森」(総戸数278戸)の3棟。
いずれのマンションもプリウス PHVとiQベースのEVを1台ずつ配備し、車両の運営は各地域のトヨタレンタリース店が担う。駐車場や充電設備は、各デベロッパーと機械式駐車場メーカーであるIHI運搬機械が行う。
プリウス PHVとiQベースのEVは2012年の市場投入を目指しており、前者は満充電で23.4km(JC08モード)のEV走行が可能で、電池の残存量や充電インフラの整備状況を気にせず使用できる特徴を持つ。後者は近距離ユースの利用方法が見込まれており、同社では今回の事例を踏まえた上で、今後のEV普及に向けたあり方を検討していくとしている。
(編集部:小林 隆)
2011年 6月 13日