三菱自動車、EV「i-MiEV」の生産ラインを移管
車体組立ラインと電池パック組立ラインを同一敷地内に集約し、EVの生産能力を増強

ライン風景

2011年6月17日発表



水島製作所の工場レイアウト。車体組立ラインと電池パック組立ラインを同一敷地内に集約することで、より効率的な生産を目指す

 三菱自動車工業は6月17日、水島製作所(岡山県倉敷市)で生産している電気自動車(EV)「i-MiEV」の生産ラインを、「商用車組立ライン」から同製作所内の「軽四輪組立ライン」へ移管し生産を開始したと発表した。また、車載用の電池パック組立ラインも車体組立ラインと同一敷地内に移管し、8月より稼動させる。

 2011年秋に投入予定の北米向けi-MiEVや、今冬に発売予定の軽商用EV「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」の生産を開始することから、さらなるEVの生産能力の増強を目指した処置となる。これまで本工場と離れた敷地に分散していた車体組立ラインと電池パック組立ラインを同一敷地内に集約することで、より効率的な生産が可能になる。

 なお、2011年度はi-MiEV、MINICAB-MiEVを合わせて約2万5000台(2010年度は約8500台)の生産を計画している。

(編集部:小林 隆)
2011年 6月 17日