横浜ゴム、2年連続でEVの最速記録を更新
2011パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム

低燃費タイヤ「BluEarthのプロトタイプを装着したオリジナルのEVマシン

2011年6月27日発表



 横浜ゴムは6月27日、「2011パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」において、同社製タイヤを装着した車両が2年連続で電気自動車(EV)の最速記録を更新したと発表した。パイクスピーク・インターナショナルは世界で最も有名なヒルクライムレースで、標高4301mのパイクスピークを舞台に、スタート地点から頂上までおよそ20kmを一気に駆け上がり、そのタイムを競う。ドライバーは世界的なオフロードレースで活躍する塙郁夫氏が務め、記録は昨年のタイムを57秒短縮した12分20秒084。

 参戦車両は、低燃費タイヤ「BluEarth(ブルーアース)」のプロトタイプを装着したオリジナル製作のEVレーシングカー。昨年のマシンをベースに、より戦闘力を高めた最新仕様とし、バッテリーは三洋電機製リチウムイオンバッテリー、モーターはACP(米国)製交流モーターを搭載。プラグインで充電が可能となっている。

 BluEarthプロトタイプは、低燃費タイヤながらグリップ性能も高いレベルで実現しており、ターマック(舗装路)やグラベル(未舗装路)など様々な路面が混在するコースにおいて安定的な走りを強力にサポートしたと言う。

 同社は「走る喜びと環境との調和」「電気自動車用タイヤの研究開発」を目的として同レースに3年連続で参戦している。

(編集部:谷川 潔)
2011年 6月 27日