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独BMW、次世代モビリティのサブブランド「BMW i」を正式発表

「i8 コンセプト」(左)と「i3 コンセプト」

2011年7月29日発表



 独BMWは29日、次世代モビリティのためのサブブランド「BMW i」を正式発表、BMW iブランドの概要と共に、2台のコンセプトカー「i3 コンセプト」と「i8 コンセプト」を公開した。

車両だけでなくモビリティ・サービスも提供する「BMW i」
 同社は2月に、電気自動車(EV)などの次世代モビリティを扱うブランドとして「BMW i」を発表しているが、その内容がより詳細に公開された。

 同社によるとBMW iは「明確なビジョンを持った車両とモビリティ・サービスの開発、感動を呼び起こすデザイン、そしてサステイナビリティを強く意識したプレミアム性に関する新たな理解」を意味しており、その母体となった「プロジェクトi」は「持続可能で先駆的なモビリティ・コンセプトを開発すること」を使命に、部門横断的に設立された。

 「車両とモビリティ・サービス」とある通り、新車の開発・販売だけでなく、次世代モビリティのためのサービスも手がけるのが、このサブブランドの特長だ。そのサービスは「プレミアム・カーとプレミアム・サービスを融合したカスタムメイドのモビリティ・サービス」であり、例として、「個人所有の駐車スペースを一時的に貸し、既存の駐車スペースを効率よく使用するサービス」「ローカル情報を使用したインテリジェントなナビゲーション・システム」「複合経路プランニング」「乗り捨て可能なプレミアム・カー・シェアリング」「スマートフォンによる車両のリモート操作」などが挙げられている。

 

軽量化と高効率を追求した2つのコンセプトカー
 発表された2台のコンセプトカーは、都市向けEVの「i3」と、プラグイン・ハイブリッド・スポーツカーの「i8」。

 それぞれの詳細は別記事で紹介するが、どちらもボディー構造やスタイリングに共通点を持つ。

 i3、i8とも「ライフ・ドライブ・アーキテクチャー」と呼ばれるボディー構造を採用する。これはモーター、バッテリー、エンジンなどの駆動システムを収めたアルミ製の「ドライブ・モジュール」と、CFRPで作られた乗員のための空間「ライフ・モジュール」を組み合わせたもの。

 アルミとCFRPという軽量な素材を使用することで、航続距離を伸ばし、ドライバビリティを改善するのが狙い。また、堅牢なCFRPにより、事故が発生しても乗員への影響を最小化し、一方で乗員や荷物のための空間を広げることができる。

 さらに大型で幅の狭いホイールを採用することで、空気抵抗と転がり抵抗、バネ下重量を軽減する。

 スタイリングでは、BMW伝統のキドニーグリルを継承するが、iブランドのキドニーグリルは青い縁取りで彩られる。この青は「ストリーム・ブルー」と呼ばれ、車体各部やBMW iのブランドロゴなどに使われる。

 一方、BMW伝統の4灯ヘッドライトやL字型テールランプは、いずれもU字型のLEDランプに改められる。またCピラーのキックアップ「ホフマイスター・キンク」は、「ストリーム・フロー」と呼ばれる処理にとって代わられた。

(編集部:田中真一郎)
2011年 7月 30日