日産、駐車ガイドなどが進化した「次世代アラウンドビューモニター」
11月に「エルグランド」に搭載

11月にマイナーチェンジされる「エルグランド」

2011年10月12日発表



 日産自動車は10月12日、「次世代アラウンドビューモニター」を発表した。11月にマイナーチェンジされる「エルグランド」から搭載される。

 アラウンドビューモニターは、車両の周囲の4つのカメラの画像を合成処理し、自車上方から俯瞰したトップビュー映像を表示し、自車の周囲を確認する技術。2007年10月にエルグランドに初めて搭載された。

 2009年には、駐車手順を画面と音声で案内する「駐車ガイド機能」、左右の見通しが悪い道での前進・後退をサポートする「フロント/リアワイドビュー機能」、自動的に前方映像を表示する「ナビ連動フロントワイドビュー自動表示機能」などが追加された。

 次世代アラウンドビューモニターには、「移動物検知(MOD)」が搭載され、駐車ガイドとトップビュー画面が改良された。

 移動物検知(MOD)は、発進前、発進時、バック時に、画像処理により自車周囲の動くものを検知。その存在を画面表示により、ドライバーに知らせる。

新型アラウンドビューモニターの移動物検知(MOD)。移動物を検知すると、その移動物がいる範囲が黄色い枠で表示される

 駐車ガイド機能には、駐車場の地面に描かれた駐車枠を認識する機能を追加。これまでは手動で駐車枠を指定しなければならないことがあったが、より簡単に設定できるようになった。

 トップビュー画面には、予想進路線と、タイヤの切れ角が表示されるようになった。

新しい駐車ガイド。どちらの方向に車庫入れするかを選ぶと(左)、その方向の駐車枠が認識される(右)
駐車ガイド。タイヤの切れ角が表示されている

(編集部:田中真一郎)
2011年 10月 12日