日野自動車は、第42回東京モーターショー（一般公開：12月3日～11日）で、世界初公開となる商用EV（電気自動車）のコンセプトモデル、プラグインハイブリッドトラックなど参考出展車5台、市販車の小型ハイブリッドトラック「日野デュトロハイブリッド」2台の計7台を出展する。

　出展テーマは、「人に、暮らしに、もっとやさしく、もっと便利に」。環境にやさしく、それでいながらタフに「人や物を目的地に届ける」という商用車の使命を果たす日野車を、商用車に触れることの少ないユーザーにも分かりやく紹介していくと言う。

　小型EVバン コンセプトは、エンジン、トランスミッションの代わりにコンパクトな電気モーターをフロントに搭載し、前輪を駆動。これにより、低床で大きな荷物スペースを確保でき、商業施設の密集した都市部等での短距離輸送に最適なワンボックスバンとしている。

　日野デュトロ プラグインハイブリッドは、日野デュトロ ハイブリッドのプラグインモデル。外部の電源から直接バッテリーに充電できるため、より多くモーターでのアシストができ、モーターでの走行距離を延ばすことが可能。結果的に燃費が向上する。ハイブリッドシステムのバッテリーから外部へ電源を供給する機能も備える。

　日野セレガ ハイブリッド プレミアムは、大型観光バスとして国内唯一のハイブリッドバス。減速エネルギーを回生してバッテリーに充電し、発進、加速時には電気モーターでエンジンをアシストするパラレルハイブリッドシステムを搭載する。10月に新発売したポスト新長期規制適合車は、相当するディーゼル車に対し、約5％の燃費向上を達成している。

　HINO 700 Series ダンプ（輸出仕様車）は、インドネシア カリマンタン島の鉱山で活躍する積載量35tのダンプトラック。日本で一般的な大型ダンプトラック3台分以上の採掘資源を1度に運ぶことができ、日本国内では出会うことのない日野車としている。

日野デュトロ プラグインハイブリッド	日野セレガ ハイブリッド プレミアム	HINO 700 Series ダンプ

　そのほか、「日野レンジャー ダカールラリー2011参戦車」、市販車「日野デュトロ ハイブリッド」、日野デュトロ ハイブリッド用ハイブリッドシステムモデルの技術展示などが行われる。

日野レンジャー ダカールラリー2011参戦車	日野デュトロ ハイブリッド用ハイブリッドシステムモデルの技術展示