フォルクスワーゲン グループ ジャパンは11月4日、「第42回東京モーターショー」の出展概要を発表した。東京モーターショーの一般公開日は12月3日～11日、会場は東京ビッグサイト。

　同社は18台を出展、うち2台が世界初公開、6台が日本初公開となる。また、併催される「SMART MOBILITY CITY 2011」に、1人乗り電気自動車（EV）「NILS」（ニルス）とゴルフベースのEV「ゴルフブルーeモーション」を展示する。なお世界初公開の車両は、11月30日の東京モーターショーのプレスデー初日に発表される。

　日本初公開となるのは「ザ ビートル」「ザ ビートル フェンダー」「ニューブリー」「クロストゥーラン」。

　「ザ ビートル」は4月に発表されたビートルの後継車。米国のギター/アンプメーカーであるフェンダーのプレミアムサウンドシステムを備えたコンセプトモデル「ザ ビートル フェンダー」を含め、3台のザ ビートルが展示される。

　ザ ビートル フェンダーにはフェンダーのギター「テレキャスター」をイメージした黒い外観と2色のウッドを採用したダッシュボード、400W/10chの真空管アンプが装備される。

　なお12月3日11時30分から、会場のフォルクスワーゲンブースで、ザ ビートル日本上陸記念にベントを開催する。同社が協賛する「Tokyo Crossover / Jazz Festival」に参加するDJが登場し、ザ ビートルをアンベールするほか、DJプレイとイメージショーを披露する。

　「ニューブリー」は、ワーゲンバスをイメージしたEV。最大出力40kWhのリチウムイオン充電池、最高出力85kW、最大トルク270Nmのモーターを搭載し、1充電の航続距離は300km。iPadをディスプレイコントローラーとして使用する。

ニューブリー

　「クロストゥーラン」は、7人乗りミニバン「ゴルフ トゥーラン」に専用バンパーとオーバーフェンダーを装着し、クロスオーバー風の外観としたモデル。スーパーチャージャーとターボチャーチャー付きの1.4リッターエンジンに、7速デュアルクラッチAT「DSG」を組み合わせる。

クロストゥーラン

　「NILS」は9月にフランクフルトモーターショーで公開された1人のりEV。ドイツ連邦交通省の支援のもと、大都市通勤者のために開発された。重量は460kgで、最高速度は130km/h、航続距離は65km。

　「ゴルフブルーeモーション」は2010年5月似発表された、ゴルフベースのEVコンセプトカー。フロントのエンジンルームに26.5kWhのリチウムイオン充電池と最高出力85KW（115PS）のモーターを搭載し、0-100km/hを11.8秒で加速する。

NILS		ゴルフブルーeモーション