トヨタ、東京モーターショーにコンセプトカー「Fun-Vii(ファン ヴィー)」 ボディー全面をディスプレイに、ボディーカラーや表示項目を自由に変更可能 |
トヨタ自動車は11月28日、「第42回東京モーターショー」(一般公開日:12月3日~11日)にコンセプトカー「TOYOTA Fun-Vii(トヨタ ファンヴィー)」を出展すると発表した。
同社は東京モーターショーへの出展車両についてすでに明らかにしている(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20111115_491041.html)が、Fun-Viiの詳細は伏せられていた。車名は「Fun Vehicle,interactive,internet」を由来とする。
今回の発表によると、Fun-Viiは「ヒトとクルマと社会が“つながる”20XX年の未来を具現化したコンセプトカー」と位置づけ、ボディー全面をディスプレイデバイス化。ボディーカラーや表示項目を自由に変更できるほか、情報端末としてメッセージ表示などにも活用できると言う。
また、駆動系、制御系、マルチメディア系の各種ソフトウェアを、ネットワーク経由で常に最新版に保つことが可能なネットワークアップデート機能を搭載するほか、周辺の車両やインフラとつながることで交差点の死角にいる車両の事前察知や、友人の車両とのコミュニケーションが行える。
さらに車内全体にもディスプレイを採用し、雰囲気に合わせてインテリア表示を変更できるほか、AR(拡張現実)を活用したナビ情報等の表示を可能にしている。また、走行などに必要な情報表示や操作は、「ナビゲーションコンシェルジュ」との対話形式で行う。車両の一部操作には、スマートフォン等のモバイル端末も使用するとしている。
Fun-Viiのボディーサイズは4,020×1,745×1,415mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2,750mm。乗車定員は3名としている。
(編集部:小林 隆)
2011年 11月 28日