日産、低く、速く、ワイドになった「ジュークニスモコンセプト」 東京モーターショーに出展 |
日産自動車は11月29日、コンパクトクロスオーバー「ジューク」のコンセプトカー「ジュークニスモコンセプト」を、「第42回東京モーターショー」(一般公開日:12月3日~11日)で公開すると発表した。
ジュークニスモコンセプトは、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)が手がけたコンセプトモデルで、ジュークが持つコンパクトカーの俊敏さ、クーペのような反応のよさ、SUVの力強さといった特徴をさらに増幅させたと言う。
エクステリアでは、NISMOスタッフが製作したボディーキットを装備し、標準車と比べ前後バンパーはより低く、フェンダーとシルサイドスカートはより大きく張り出したと言う。
テールゲートスポイラーは、空気の流れをより効率的に制御するのを目的に形状変更を行ったほか、前後のリフト(揚力)を低減するためドアミラーの形状も変更。ボディーカラーはNISMO独特のパールホワイトに、赤いハイライトが入る。ホイールは19インチを採用した。
また、具体的な数値は明らかになっていないものの、ベースとなる直列4気筒 DOHC 1.6リッター直噴ターボエンジンも高出力化が図られており、さらに車体を低くするとともに、シャシー剛性も強化したと言う。
インテリアでは、ステアリング、ペダル、計器類、シフトノブ、ドアトリムなどを設計変更した。さらに特製の革張りバケットシートを装備するとともに、タコメーターには視認性の高い赤色照明文字盤と針を採用した。また、2輪車のガソリンタンクをイメージしたセンターコンソールは、メタリック塗装が施されている。
なお、NISMOの宮谷正一取締役社長はリリースで「ニスモの将来は、増え続けている幅広いお客さまのために、プレミアムスポーツデザインを開発することにあります」と語っており、今回発表したジュークニスモコンセプトのような個性を、ジュークのほか日産の主力車種にも付加していくとしている。
(編集部:小林 隆)
2011年 11月 29日