ブリヂストンは、低燃費タイヤ「ECOPIA（エコピア）」ブランドの新商品として、3モデルを2月1日から順次発売する。

　セダン・クーペ専用の「ECOPIA PZ-X」、軽・コンパクトカー専用の「ECOPIA PZ-XC」、ミニバン専用の「ECOPIA PRV」をラインアップし、発売サイズは「ECOPIA PZ-X」が43サイズ、「ECOPIA PZ-XC」が26サイズ、「ECOPIA PRV」が26サイズ。価格はすべてオープンプライス。「Playz（プレイズ）」シリーズ、「ECOPIA EP100」の後継製品になる。

　それぞれ対応車種の特性に合わせて設計され、ブロック表面を3次元曲面にすることで、路面とブロックの接地により発生するノイズを抑える「サイレントACブロック」、3本のストレートグルーブにより耐ハイドロプレーニング性を確保する「GUTT IIシミュレーション・ストレートグルーブ」、タイヤの横からかかる力に対して剛性を確保する「3Dカットリブ」などを採用。

　さらに転がり抵抗の低減と、ウェットグリップ性能を代表とする安全性能の確保を目的とした独自の材料技術「NanoPro-Tech（ナノプロ･テック）」の採用により、ECOPIA PZ-Xでは従来モデルのPlayz PZ-Xと比べ転がり抵抗を37％低減することに成功。PZ-XC、PRVも転がり抵抗は低減しており、全95サイズ中33サイズで低燃費性能の最高グレード「AAA」を達成している。

　また、Playz PZ-Xなどで採用している非対称形状を継承することで、直進安定性を高めて運転中の“ラク”を追求したと言う。

ECOPIA PZ-X

■ECOPIA PZ-X
　ECOPIA PZ-Xは、セダン・クーペ向けにブロック剛性とサイプの配置を最適化。タイヤのIN/OUT側に高剛性ショルダーブロックを配置することで、耐摩耗性と操縦安定性を両立している。

　転がり抵抗を従来モデルと比べると、Playz PZ-X比で37％、エコタイヤ「ECOPIA EP100」比でも7％低減。また、ウェットブレーキ比較ではECOPIA EP100と同等の性能を維持している。

ECOPIA PZ-XC

■ECOPIA PZ-XC
　ECOPIA PZ-XCは、軽・コンパクトカー向けにショルダー部のOUT側のラグ溝を千鳥配置することで剛性を高め、街中での小回り・据え切りによる偏摩耗（肩減り）を配慮した。

　転がり抵抗を従来モデルと比べると、Playz PZ-XC比で35％、ECOPIA EP100比で10％低減させている。その一方で、摩耗寿命の比較ではPlayz PZ-XCよりも20％向上していると言う。

ECOPIA PRV

■ECOPIA PRV
　ECOPIA PRVは、ミニバン向けにショルダー部IN側に剛性を高めるリーフスロットを採用し、偏摩耗を抑制するとともに定員乗車時のふらつきを抑制した。

　転がり抵抗を従来モデルと比べると、Playz RV比で27％、ECOPIA EP100S比で2％低減させた一方で、ウェットブレーキ性能はECOPIA EP100Sと同等の性能を維持している。