レクサス、次世代レクサスの幕開けとなる新型「GS」
ハイブリッドのGS450h、ガソリン車のGS350、GS250の3グレード展開

新型「GS」

2012年1月26日発売
5,100,000円~8,000,000円



 レクサス(トヨタ自動車)は1月26日、新型「GS」を発売した。ハイブリッドモデルの「GS450h」、ガソリン車の「GS350」「GS250」の3グレード展開で、価格は5,100,000円~8,000,000円。GS450hのみ3月19日発売となる。

●GS450h

モデルハイブリッドシステム駆動方式価格
GS450h2段変速式リダクション機構付のTHS II2WD(FR)7,000,000円
GS450h “version L”7,900,000円
GS450h “F SPORT”8,000,000円
GS450h “l package”7,400,000円

●GS350/GS250

モデルエンジン変速機駆動方式価格
GS350V型6気筒DOHC 3.5リッター6速AT2WD(FR)5,800,000円
4WD6,200,000円
GS350 “version L”2WD(FR)6,700,000円
4WD7,100,000円
GS350 “F SPORT”2WD(FR)6,800,000円
4WD7,000,000円
GS350 “l package”2WD(FR)6,200,000円
4WD6,600,000円
GS250V型6気筒DOHC 2.5リッター2WD(FR)6,000,000円
GS250 “version L”5,900,000円
GS250 “F SPORT”5,550,000円
GS250 “l package”5,100,000円

GS450hに搭載するハイブリッドシステム構成図

■GS450hは搭載エンジンを刷新
 これまでGSシリーズは、V型6気筒DOHC 3.5リッターエンジン+ハイブリッドシステムの「GS450h」、V型8気筒DOHC 4.6リッターエンジンの「GS460」、V型6気筒DOHC 3.5リッターの「GS350」3グレード展開だったが、新型では「GS450h」「GS350」に加え、新たにV型6気筒DOHC 2.5リッターエンジンを搭載する「GS250」がラインアップに加わった。

 ハイブリッドモデルのGS450hは、モーターこそ従来からの「1KM」を引き継ぐが、エンジンは新開発のアトキンソンサイクルを採用したV型6気筒3.5リッター「2GR-FXE」を搭載。また、ハイブリッド専用のトランスミッションの改良や、モーターおよびジェネレーターの摩擦損失低減、エネルギー回生制御の性能向上により、従来モデルの10・15モード燃費が14.2km/L(JC08モード燃費は12.8km/L)なのに対し、20.5km/L(同18.2km/L)と大幅に燃費性能を高めた。

 2GR-FXEは、各気筒それぞれに筒内噴射インジェクターと通常のポートインジェクターを備え、エンジン回転数などに応じて2系統の噴射を最適に制御する「新D-4S燃料噴射システム」を採用するほか、高燃圧化や新インジェクターに対応した燃焼室形状の採用、吸気ポートの形状の最適化なども行われている。

 一方、ガソリンエンジンのGS350が搭載するV型6気筒3.5リッター「2GR-FSE」でも直噴技術「D-4S」を組み合わせたほか、吸排気連続可変バルブタイミング「Dual VVT-i」などの採用により、2,000~6,400rpmという幅広い回転域でトルクの90%以上を発生し、低回転から高回転まで伸びのある加速性能を実現したと言う。

 また、GS250に搭載するV型6気筒DOHC 2.5リッター「4GR-FSE」では、直噴技術「D-4」を採用してパワーと低燃費性能の両立を図った。競合車がダウンサイジングとともに4気筒エンジンを採用するなか、敢えて静粛性と音質にこだわり、ISに搭載する4GR-FSEを採用したと言う。

■次世代レクサスの象徴「スピンドルグリル」を採用
 エクステリアでは、レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse(エル・フィネス)」の新たな可能性を追求し、フロントフェイスに次世代レクサスの象徴「スピンドルグリル」を採用。このスピンドルグリルは、歴代レクサス車のフロントグリルを進化させたもので、逆台形のアッパーグリルとハの字に開いたアンダーグリルを組み合わせて一体化したもので、アンダーグリル部はフロントタイヤのブレーキ冷却ダクトにつながるなど、機能を追求して生まれた形状としている。

 GS350のボディーサイズは、先代が4,850×1,820×1,425mm(全長×全幅×全高)なのに対し、4,850×1,840×1,455mm(同)と全長は同じながら20mm広く、30mm高くなった。また、正面または後方から車両を見た際の「踏ん張り感」を演出するため、トレッドはフロントで40mm、リアで50mmワイド化したほか、フロントではバンパーのコーナーをハの字に広げ、リアではタイヤが見える面を増やすことでワイドトレッドを強調している。

 ボディーカラーは、新塗装技術を採用したソニックシルバーなど3色の新開発カラーを含む、全11色を用意。

 このソニックシルバーでは、顔料となるアルミ片(粒子)の並びを整える新技術を採用し、粒子感が分からないほど緻密で滑らかなな質感を表現したと言う。これにより、光を受けた際の明暗の力強いコントラストは「かつてないほど」としている。

ソニックシルバー(新開発)ホワイトパールクリスタルシャインスリークエクリュメタリック
ブラックオパールマイカマーキュリーグレーマイカファイアーアゲートマイカメタリック
スターライトブラックガラスフレークラピスラズリマイカクリムゾンクリスタルシャインガラスフレーク(新開発)
ブラックメテオブルーマイカメタリック(新開発)

■インテリアでは12.3インチのワイドディスプレイを採用
 インテリアでは、視線移動の少ない位置に12.3インチの高精細ワイドディスプレイを採用。これにより常時2画面表示を可能にしており、地図を表示しながらオーディオ操作や空調設定が行えると言う。

 マウス感覚でカーナビなどの操作が行えるリモートタッチコントローラーは第2世代に進化したほか、レクサス初の自発光指針のLEDアナログ時計や、GS450hでは日本産の竹を使用した世界初のバンブー+本革巻きステアリングなどの採用が特徴となっている。

 また、フロントシートでは専用のシート骨格を新開発し、身長200cmまで理想的な運転姿勢、ホールド性、ゆとりあるヘッドクリアランスを確保したと言う。さらに“version L”の運転席、助手席には18way調整式パワーシートを採用するとともに、助手席にパワーオットマン機能を追加している。

 トランクルームの容量は、ガソリン車で530Lを確保。一方、バッテリーをトランクに搭載するハイブリッド車でも、バッテリーの2段積みなどにより従来型の約1.5倍となる465Lを確保した。これにより、ゴルフバッグは4個搭載できるとしている。

 機能面では、全モデルにシーンに応じて走行モードを選択できる「ドライブモード」を採用。モードは「ノーマル」、パワートレーン系の制御によりアクセル操作のレスポンスが高まる「SPORT S」、出力特性に加えてサスペンション、ステアリング、ギヤ比可変ステアリング「VGRS」と後輪操舵「DRS」を統合制御したシャシー特性もコントロールする「SPORT S+」、アクセルワークに対する駆動力を穏やかにコントロールするとともに、エアコンが燃費優先の制御になる「ECO」の4つのモード(一部グレードはECO、ノーマル、SPORT Sの3モード)を備える。



グレードGS450h
“version L”/“F SPORT”
GS350
“version L”/“F SPORT”
GS250
“version L”/“F SPORT”
駆動方式2WD(FR)
定員[名]5
全長×全幅×全高[mm]4,850×1,840×1,455
ホイールベース[mm]2,850
前/後トレッド[mm]1,575/1,590
重量[kg]1,8601,6901,670
エンジンV型6気筒 DOHC 3.5リッター
(2GR-FXE)
V型6気筒 DOHC 3.5リッター
(2GR-FSE)
V型6気筒 DOHC 2.5リッター
(4GR-FSE)
最高出力[kW(PS)/rpm]217(295)/6,000234(318)/6,400158(215)/6,400
最大トルク[Nm/rpm]356(36.3)/4,500380(38.7)/4,800260(26.5)/3,800
モーター1KM--
最高出力[kW(PS)/rpm]147(200)--
最大トルク[Nm/rpm]275(28.0)--
トランスミッション電気式無段変速6速AT6速AT
10・15モード燃費[km/L]20.510.511.6
JC08モード燃費[km/L]18.29.810.8
前/後サスペンションダブルウィッシュボーン/マルチリンク
前/後ブレーキベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク


(編集部:小林 隆)
2012年 1月 26日