スズキ、燃料電池システム開発・製造の合弁会社を設立
燃料電池車の量産・普及を目指す

インテリジェント・エナジーのアンリ・ウィナンCEO(左)とスズキの鈴木修 会長兼社長2012年2月7日発表



 スズキは、英インテリジェント・エナジー・ホールディングスと合弁で、燃料電池システムの開発・製造会社「株式会社SMILE FCシステム」を2月に設立する。

 インテリジェント・エナジー・ホールディングスの傘下にある燃料電池システムの開発企業インテリジェント・エナジーの燃料電池技術に、スズキの制御技術と量産技術を組み合わせ、燃料電池を搭載した2輪車、4輪車の製品化を目指す。開発するのは軽量、コンパクトで低コスト化が見込めるという空冷式燃料電池システム。

 また、燃料電池の量産だけでなく、燃料電池部品のグローバルサプライチェーンの開拓、燃料電池車の普及にも努めるとしている。

 SMILE FCシステムの資本金は7億5,000万円。出資比率はスズキとインテリジェント・エナジー・ホールディングスが50%ずつで、社長はスズキの本田治 副社長、副社長はIE Japanの山川正高 代表取締役が就任する。本社は静岡県浜松市のスズキ本社内に、研究施設は神奈川県横浜市のスズキ横浜研究室に置く。

(編集部:田中真一郎)
2012年 2月 7日