高速道路各社、ゴールデンウイーク期間の渋滞予測を発表
新東名の開通により、御殿場JCT~三ヶ日JCTの渋滞はほぼ解消の見込み

4月14日に開通し、ゴールデンウィーク期間の渋滞軽減に貢献する新東名高速道路

2012年3月30日発表



 NEXCO東日本(東日本高速道路)、NEXCO中日本(中日本高速道路)、NEXCO西日本(西日本高速道路)、JB本四高速(本州四国連絡高速道路)および日本道路交通情報センターは3月30日、ゴールデンウイーク期間(4月27日~5月6日の10日間)の交通集中による渋滞予測を発表した。

 この渋滞予測は、休日特別割引(地方部上限1000円)の適用のなかった過去のゴールデンウィーク、昨年のお盆、年末年始などの交通混雑期等における交通状況を踏まえて予測したもの。下りが5月3日~4日に、上りが5月3日~5日に、ピーク時10km以上の渋滞が多く発生し、ピーク時10km以上と予測した渋滞の日別発生回数は、下りが156回(うち30km以上15回)、上りが201回(うち30km以上14回)と予測している。

 また、今年は4月14日に新東名高速道路(御殿場JCT[ジャンクション]~三ヶ日JCT)が開通。昨年度は、東名高速道路(御殿場IC[インターチェンジ]~三ヶ日IC)を先頭とする渋滞が60回発生したが、今年度は新東名の開通により、東名・新東名(御殿場JCT~三ヶ日JCT)を先頭とする渋滞は2回とほぼ解消される見込みとしている。

道路名渋滞ピーク日時渋滞の先頭位置渋滞区間渋滞長通常時通過時間ピーク時通過時間
中央自動車道(下り)4月28日6時相模湖IC付近高井戸IC→相模湖IC40km約30分約2時間
関越自動車道(下り)4月29日8時高坂SA付近大泉JCT→東松山IC30km約20分約1時間
中央自動車道(下り)4月29日6時相模湖IC付近稲城IC→相模湖IC30km約25分約1時間30分
東名高速道路(上り)4月30日16時大和TN付近御殿場IC→横浜町田IC35km約25分約1時間25分
中央自動車道(上り)4月30日17時小仏TN付近大月IC→八王子JCT30km約25分約2時間
東北自動車道(下り)5月3日9時羽生PA付近浦和IC→館林IC35km約25分約1時間10分

IC:インターチェンジ、JCT:ジャンクション、SA:サービスエリア、TN:トンネル

 また、渋滞予測やこれまでの交通混雑期の状況を踏まえ、特に激しい混雑を予測している期間に、上り坂等での速度低下注意喚起対策、渋滞末尾への追突注意喚起対策、休憩施設等での駐車場整理員の配置、臨時トイレの設置、大型車駐車ますの確保といった混雑対策を実施する。

(編集部:谷川 潔)
2012年 3月 30日