ホンダ、「NSXコンセプト」と同じハイブリッドシステムを備えるアキュラ「RLXコンセプト」
次世代フラッグシップセダンをニューヨークショーで公開

ニューヨークショーで公開された次世代フラッグシップセダン「RLXコンセプト」

2012年4月4日(現地時間)発表



 本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは4月4日(現地時間)、ニューヨーク国際自動車ショー(一般公開:4月6日~15日)でフラッグシップセダンのコンセプトモデル「RLXコンセプト」をワールドプレミアした。RLXコンセプトの市販モデルは、2013年初頭に米国での導入を予定している。

 RLXコンセプトは、アキュラブランドのラグジュアリー・フラッグシップセダンのデザインの方向性を示すコンセプトモデル。快適で先進的な室内空間、洗練されたフォルムを特徴とする。

 市販モデルでは、アキュラブランドの新たなデザインモチーフとなる「ジュエルアイLEDヘッドライト」を採用することのほか、4WD車と2WD(FF)車をラインアップすることが明らかになった。

 4WD車は、デトロイトモーターショーでワールドプレミアした「NSXコンセプト」に搭載する、高効率・高出力のハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」を採用。これにフロントレイアウトの次世代V型6気筒3.5リッター直噴エンジン、モーター内蔵の7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、システム全体で370PS以上の出力を発生する一方で、約12.7km/Lというミッドサイズセダンと同等の燃費を両立するとしている。

 また、2WD車では次世代V型6気筒3.5リッター直噴エンジンに6速ATを組み合わせ、最高出力は310PSを予定する。また、アキュラブランドで初の電動アクチュエーターによる制御システム「Precision All Wheel Steer」を採用。同システムは後輪のトー角を左右独立で制御するもので、軽快なハンドリングと優れたコーナリング性能を両立すると言う。

(編集部:小林 隆)
2012年 4月 5日