アイモバイル、人や車両を自動認識する「Mobileye(モービルアイ)衝突防止補助システム」 BMWやボルボなどが搭載する衝突回避・軽減装置と同じ画像処理半導体搭載 |
アイモバイルは、人や車両、車線を画像認識し、事故を未然に防ぐために警告を発する「Mobileye(モービルアイ)衝突防止補助システム」を4月中旬から首都圏4都県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で発売する。価格は、取り付け費込みで13万5000円。
モービルアイ衝突防止補助システムは、オランダ Mobileyeが開発した EyeQ2画像処理半導体を搭載。このEyeQ2画像処理半導体は、BMW、ボルボ、フォード、GM、オペル、シトロエン、ヒュンダイなどが採用しており、BMW5シリーズ/6 シリーズ/7 シリーズ、ボルボ S60 セダンなどEyeQ2 画像処理半導体を組み込んだ衝突回避・軽減装置を搭載した市販車がすでに販売されているほか、国内の自動車メーカーでも EyeQ2画像処理半導体を搭載した市販車の販売が計画されていると言う。
システム構成 |
モービルアイ衝突防止補助システムは、フロントウインドーに取り付け映像を取り込むカメラユニット、警報を表示するディスプレイユニット、クルマの CANデータなどを取り込みシステム全体の制御を行うコントロールユニットで構成される。
取り込んだ映像からクルマ、人、自転車、オードバイ、車線を認識することが可能で、認識した情報と車速などの運転情報から計算を行い、衝突や車線逸脱の危険を察知すると警報でドライバーに知らせる。
警報には、前方車両衝突警報(FCW:Forward Collision Warning)、歩行者衝突警報(PCW:Pedestrian Collision Warning)、車線逸脱警報(LDW:Lane Departure Warning)があるほか、設定した車間距離より近付くと警報を発する前方車間距離警報(HMW:Headway Monitoring and Warning)が用意されている。
警報画面例 |
(編集部:谷川 潔)
2012年 4月 12日