発表直前のアウディ「Q3」、箱根彫刻の森に出現
実車のタッチ&トライも。Q3が1年間無償貸与のキャンペーンも

アウディQ3

2012年4月27日~5月13日



Q3キューブ

 アウディ ジャパンは、コンパクトSUV「Q3」の世界観を体験できる「アウディQ3キューブ」を、神奈川県の箱根 彫刻の森美術館に期間限定で展示する。展示期間は4月27日~5月13日で、営業時間は10時30分~16時30分。Q3キューブの観覧は無料だが、彫刻の森美術館の入場料が別途必要。

 Q3は全長4358mmのコンパクトSUV。同社のSUV「Q」シリーズのエントリーモデルで、Q5の弟分。2011年4月のオート上海で発表された。

 同社は27日、Q3キューブにおいて、オープニングセレモニーを開催した。

 Q3キューブは、全面をミラーで覆われた立方体の建築物。スペインのバルセロナでのQ3のプロモーションに使われたが、これをほぼ同じ物が再現された。

 その内部も鏡張りになっており、中央にはQ3の実車が置かれている。Q3の背後のスクリーンの映像と音響で、Q3のコンセプトを表現する仕掛け。

 同社の大喜多寛社長はQ3キューブを「このクルマが持っているデザインや空間、モビリティのコンセプトを体験できるような装置」と表現。

 キューブの外観がミラーで覆われていることについて「Q3というクルマはSUVなのでオフロードでも使えるが、都会での生活でもきっちりとアウディらしい走りや空間を提供できる。キューブのミラーは、いろいろな景色に映え、どんな場所に置かれてもミラーでその場所との調和を表現できる」と説明した。

全面鏡張りなので、周囲の風景を映してその場に溶け込んでいるように見える彫刻の森に展示されている作品と同じ説明プレートが、Q3キュープにも用意されているQ3キューブ内での大喜多社長
Q3キューブの中も鏡張りになっており、中に置かれた1台のQ3がたくさんあるように見える。ちなみに置かれているQ3にはスポーツパッケージ「Sライン」のバッヂが装着されている
Q3の背後のスクリーンには、Q3のデザインや、Q3との生活をイメージした映像が投影され、音響が流れる

 また5月7日までは、Q3キューブの脇にもう1台のQ3が展示され、これにはタッチ&トライができるようになっている。

 現代美術の作品のようなQ3キューブは、大喜多社長の発言のとおり、彫刻の森美術館に展示されている作品たちと見事に調和している。日本では5月上旬に発表されるQ3を、ひと足早く体験できるだけでなく、クルマとアートのコラボレーションが楽しめるイベントでもあるのだ。Q3に興味をお持ちの向きはもちろん、クルマ好きであれば、ゴールデンウィークの目的地に箱根彫刻の森美術館を加えるのは、検討に値することと言える。

 なお同社はQ3キューブの公開を記念して、「Q3 デコード チャレンジ」キャンペーンを開催する。同社Webサイトにあるキャンペーン特設サイトで出題された暗号を解くと、抽選で1名にQ3が1年間貸与される。応募期間は4月27日~5月13日。詳細は特設サイトを参照されたい。

Q3キューブ脇のタッチ&トライコーナー
展示されている車両は2リッター直噴ターボエンジンに7速DSGを組み合わせた4WDシステムモデルの「Q3 2.0 TFSI quattro」。欧州ではFFモデルも用意されているが、日本に導入されるかどうかは明らかにされていない
展示車はBOSEのサウンドシステムを搭載。MMIのインターフェイスも見える。リアシートは1:2の分割可倒式

(編集部:田中真一郎)
2012年 4月 27日