ヨコハマタイヤ、新スタッドレスタイヤ「アイスガード ファイブ」 氷上制動性能8%アップ、省燃費性能を高める「ブルーアース」コンセプト導入 |
ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)は、新スタッドレスタイヤ「iceGUARD 5(アイスガード ファイブ)」(製品名:アイスガードiG50)を9月3日から順次発売する。サイズは、135/80 R12 68Q~245/45 R19 98Q の全89サイズで、価格はオープンプライス。
アイスガード ファイブは、従来製品「アイスガード トリプルプラス」の「氷に効く」「永く効く」「燃費に効く」の3コンセプトを踏襲しつつ、「環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい」をテーマとした同社の「BluEarth(ブルーアース)」コンセプトに基づき、優れた氷上性能のさらなる向上に加えて、省燃費性能も高めることを目指したと言う。
氷上性能については「新マイクロ吸水バルーン」と「吸水ホワイトゲル」を新たに採用し、吸水量を従来の「トリプル吸水ゴム」比で約21%向上した「スーパー吸水ゴム」を開発。氷上性能の向上に主眼をおいた非対称トレッドパターンを新たに採用している。
この新開発コンパウンド+新開発トレッドパターンの相乗効果により、従来品よりもさらに8%の氷上制動性能向上を実現している。
従来比で吸水量約21%アップの「スーパー吸水ゴム」 | トレッドパターンは、イン側とアウト側が異なる非対称パターンに | 各エリアにさまざまな効果を狙ったサイプやブロックが刻まれる |
省燃費性能については、ミニバン専用低燃費タイヤ「ブルーアースRV-01」のサイドプロファイル技術を採用。タイヤサイドの「たわみ」を適正化することによってエネルギーロスを抑え、従来品に比べ転がり抵抗を5%低減。スタッドレスタイヤに起こりがちな「ふらつき」も抑制し、剛性感を高めていると言う。「アイスガード」ブランドのベースコンセプトである「温度対応」技術もしっかりと引き継ぎ、圧雪、シャーベット、ウェット、ドライの各路面での性能なども従来品同等レベルを確保しているとする。
氷上での接地、排水などを狙った「トリプルピラミッド ディンプルサイプ」 | 省燃費性能を向上させるブルーアースコンセプトを導入 |
(編集部:谷川 潔)
2012年 7月 2日