パナソニック オートモーティブシステムズ社は8月24日、スマートフォンと車載機を連携させる「MirrorLink（ミラーリンク）」を日本市場に導入すると発表した。

　これは、すでに発売されているパナソニックのAndroidスマートフォン「ELUGA V（P-06D）」と、同社がトヨタ自動車に納入しているディスプレイ・オーディオ「スマホナビ対応ディスプレイ（DAN-W62）」の組み合わせで可能になるもの。

連携画面。同じ画面がスマートフォンと車載器に表示されている	スマホナビ対応ディスプレイ（DAN-W62）	ELUGA V（P-06D）

　スマホナビ対応ディスプレイは、AM/FMラジオにワイドVGAの7V型カラーTFTディスプレイを搭載し、iPhoneアプリの一部を表示、タッチパネル操作が可能なディスプレイ・オーディオとして販売されている。スマートフォンであるELUGA Vに、同社のアプリ「AppCarConnect JPN」をGoogle Playから導入し、スマホナビ対応ディスプレイに接続すると、ナビゲーションや音楽プレーヤー、ソーシャルメディアなどのELUGA V内の対応アプリケーションを車載機側から操作することができる。

　AppCarConnect JPNは無料で提供され、対応アプリとして「Facebook」(無料）、「Tweet in vehicle」（無料）、「Yahoo!ニュース音声読上げアプリ」（無料）などのほか、ナビアプリ「NAVIelite」（有料）、音楽配信アプリ「music Chef」（有料）などが提供される。

MirrorLinkロゴ

　Car Connectivity Consortiumが業界標準として推進する「MirrorLink」は、車載機側からスマートフォンのアプリケーションを遠隔操作し、車載機への複製表示を実現する規格で、同社は世界初のMirrorLink対応ディスプレイ・オーディオを昨年11月にトヨタ モーター ヨーロッパ（Toyota Motor Europe NV/SA）に納入していた。