限定車「プント スコルピオーネ」

　フィアット クライスラー ジャパンは10月24日、アバルト「プント エヴォ」を「プント」に名称変更するとともに、特別仕様車「プント スーパースポーツ」、限定車「プント スコルピオーネ」を発売した。価格は、プント スーパースポーツが309万円、プント スコルピオーネが374万円。アバルトの創始者であるカルロ・アバルト氏の誕生日がさそり座の期間中にあたる11月15日であるため、さそり座の開始日である10月24日を発売日とした。

　プント エヴォは、プントに名称変更されるが、製品内容は従来と変わらずパフォーマンス向上キット「アバルト プント エッセエッセ（esseesse）KONI キット」「アバルト プント KONI キット」によるアップグレードが可能となっている。

　特別仕様車プント スーパースポーツは、エッセエッセKONIキット装着車と同様に、エンジン出力をノーマルのプントの120kW （163PS）/5500rpm［EEC］に対し132kW（180PS）/5750rpm［EEC］に向上。アバルトを象徴するボディカラーであるグリージョ カンポヴォーロ（グレー）に、アバルト124ラリーにちなみ、ボンネットとルーフパネルに、マットブラックペイントとスペシャルストライプを施している。

　プント スコルピオーネは、全世界で199台、日本で40台導入する限定車。エッセエッセKONI キットを標準装備し、ネロ スコルピオーネ（ブラック）のボディーカラーをベースに、スーパースポーツと同様の特別ペイントを施し、ブラックペイントされた18インチホイールを採用。前席には、サベルト製のシートを搭載することで、ホールド性を高めてスポーツドライビングを強力にサポートするとしている。