トヨタ、東富士研究所に「ITS実験場」を新設
3.5haの敷地に700MHz帯電波が利用できる路車間通信装置などを設置

ITS実験場

2012年11月12日発表



路車間通信のサンプル画像

 トヨタは11月12日、ITS(Intelligent Transport Systems)技術を活用して交通事故の低減を目指す、「ITS実験場」を東富士研究所(静岡県裾野市)に新設し、本格運用を開始したと発表した。

新設したITS実験場では、3.5haの敷地内に、一般道路や信号機を忠実に再現した市街地コースを整備。さらに、総務省より2011年12月にITS向け周波数として割り当てられた700MHz帯の電波が利用可能な路車間通信装置、車両検知装置、歩行者検知装置、コース監視装置、交通信号機・制御装置などを設置している。なお、700MHz帯の電波は、回折しやすく、広範囲に送受信できるので、見通しのわるい交差点でのクルマとの通信などに有効であるとしている。

(編集部:谷川 潔)
2012年 11月 12日