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独フォルクスワーゲン、111.1km/Lの「XL1」生産車をジュネーブで

2013年3月5日発表

 独フォルクスワーゲンはジュネーブ・モーターショー(プレスデー:3月5日、6日、一般公開日:3月7日~17日)で、超低燃費車「XL1」の生産モデルを公開した。日本への導入は未定。

 「1Lカープロジェクト」(100kmの走行に必要な燃料が1L=1L/100km、100km/Lの車両)の3世代目。燃費は0.9L/100km(約111.1km/L)としている。

 ボディーのほとんどをCFRPで構成し、車重を795kgとした。うちドライブユニットが227kg、サスペンションやブレーキなどランニングギアが153kg、バケットシートなど装備関係が80kg、電装品が105kgで、残りの230kgのほとんどをボディーが占めるとしている。

 2気筒直噴ディーゼルエンジンと電気モーター、7速デュアル・クラッチ・トランスミッション「DSG」によるプラグイン ハイブリッドシステムを搭載する。バッテリーはリチウムイオン。

 フォルクスワーゲンのオスナブリュック工場で、ゴルフ カブリオレやポルシェ ボクスターとともに生産されるが、手作りに近い方法で組み立てられるとしている。

XL1
全長×全幅×全高[mm]3888×1665×1153
重量[kg]795
パワートレーン2気筒直噴ディーゼル+モーター
エンジン最高出力[kW(PS]35(48)
モーター最高出力[kW(PS]20(27)
バッテリーリチウムイオン
バッテリー容量[kWh]5.5
変速機7速デュアル・クラッチ「DSG」
0-100km/h加速[秒]12.7
最高速度[km/h]160
定員[名]2名

(編集部:田中真一郎)