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フォルクスワーゲン、白と黒の「up!」限定車「white up!」「black up!」

2ドアモデルも用意し、2ドアの上級モデルが欲しい声にも答える

限定車「white up!(4ドア)」と「black up!(4ドア)」
2013年8月22日発売

189万円~199万円

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは8月22日、コンパクトカー「up!」の限定車を発表した。名称がそのままボディーカラーを示し、「white up!(2ドア)」「white up!(4ドア)」「black up!(4ドア)」の3モデルを設定。価格は189万円~199万円。

white up!white up!black up!
ボディータイプ2ドア4ドア4ドア
ボディーカラーピュアホワイトピュアホワイトディープブラックパールエフェクト
限定数200台600台400台
価格1,890,000円1,990,000円1,990,000円

 今回発表した限定車は、通常グレードの「high up!」をベースに特別装備を加えたもの。white up!、black up!とも装備内容は同等となっている。

white up!
black up!

 特別装備の内容は、エクステリアではフォグランプベゼル、ドアミラー、サイドモールをクローム仕上げにしたほか、後席左右ウインドーにダークティンテッドガラスの装備、16インチアルミホイールの装備、専用デカールの貼付けとなる。black up!のボディーカラーは通常モデルにも用意される「ディープブラックパールエフェクト」だが、white up!は限定車のみに設定される「ピュアホワイト」とし、アルミホイールもホワイトに塗装される。

 インテリアではダッシュパッドと呼ばれるカラーパネルがボディー同色となるほか、専用のup!ロゴが刺繍されたファブリックシートを装備。このファブリックシートはボーダー調のデザインで、場所ごとに素材感が変わるなど凝った作りとなっている。ステアリングホイールやドアシルプレートにもup!のロゴが入る。

 また、2ドアはベースモデルでは最廉価のmove up!しか選べないが、「2ドアでも上級装備のクルマが欲しい」との声に応え、white up!には2ドアモデルも設定した。

 そのほかの装備はベースとなるhigh up!と同じ。価格は4ドアモデルで13万円高となる199万円。2ドアモデルについてはhigh up!は用意されないが、廉価モデルのmove up!に対して40万円高となる。move up!では2ドアと4ドアの価格差が20万円あるが、今回のwhite up!の価格差が10万円という点については、4ドアモデルの価格を200万円以下にしたかったとの判断からと言う。

white up!とblack up!のエクステリアの特別装備
white up!とblack up!のインテリアの特別装備
white up!とblack up!のラインアップ
white up!とblack up!導入の狙い
マーケティング本部の沢村武史氏

 発表された特別仕様車について、up!を担当するマーケティング本部の沢村武史氏は、限定車の投入についてup!のデザイン性の高さをアピールするためと述べるとともに、上質なスモールカーを購入したい意向の層を獲得していく狙いがあると説明する。

 up!で初めて導入した限定車でもあり、装備を追加して“お買い得”というものではなく、限定車にしかない装備を設定し、スタイリッシュでクールな大人っぽいイメージを強調したという。up!は通常モデルでも十分な魅力があるため、「ポップで若々しいクルマの需要は通常グレードで十分対応できる」とした。

 今回の限定車は本国でup!導入時に設定されていた限定仕様が元になっている。通常より高価な限定車を、1200台と決して少なくない数を導入することについては「up!の販売実績の約半分は上級グレードのhigh up!」と実績もあり、販売面でも成功を収める自信があるとしている。

 なお、white up!、black up!の発売は8月22日。フォルクワーゲン正規ディーラーでは来週末にデビューフェアを開催予定。限定車の一部はすでに国内に上陸しており、販売店にもよるものの、納車までの期間もそれほどかからないとしている。

white up!(4ドア)

white up!、black up!ともに直列3気筒DOHC 999ccエンジンを搭載。最高出力は55kW(75PS)/6200rpm、最大トルクは95Nm(9.7kgm)/3000-4300rpm。JC08モード燃費は23.1km/L

black up!(4ドア)

white up!、black up!とも装備内容は同等で、ダッシュパッドとフロントドアのデカールがそれぞれ白と黒になる

up!は一時的に国内フォルクス・ワーゲン第1位に

 フォルクス ワーゲン グループジャパンによれば、up!は今年1月から7月までに7614台を販売。この数値は「ポロ」よりも多い数値という。ゴルフ(ハッチバック)は新型への切り替わりもあり、一時的に販売数が下がったため1月~7月までの数値ではup!がトップとなったという。

 2012年10月の発売以来、累計登録台数は1万2000台に迫り、老若男女幅広いユーザーに売れているという。その理由について、20代女性が軽自動車からの乗り替えが挙げられるとともに、「シティーエマージェンシーブレーキ」など安全装備の充実から、若い世代が両親や年配者に勧めるケースも多いとしている。

 販売グレードは上級となるhigh up!が全体の半分を超える53%、149万円の価格が話題となったエントリーとなる2ドアのmove up!が20%となっている。

 up!への乗り替えは、軽自動車を含む国産車からの乗り替えが半分。この構成比はフォルクスワーゲンの中で抜き出て高いわけではないが、その一方でup!は下取り車なしの購入(増車)や、“初めてのクルマ”としての購入も多いと言う。

2012年10月の発売以来、up!の累計登録台数は1万1886台となっている
up!を取り巻く環境

(正田拓也)