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英ジャガー・ランドローバー、イヴォークに新グレード「Autobiography」
2015年ラインアップでスマートフォンに最適化した「InControl Apps」採用
(2014/2/20 00:00)
英ジャガー・ランドローバーは2月18日(現地時間)、レンジローバー・イヴォークの2015年ラインアップに「Autobiography」「Autobiography Dynamic」の2モデルを導入すると発表した。
両モデルに共通して、エクステリアデザインでは新設計のプレミアムグリルや20インチ鍛造アルミホイールなどを採用。車体前後のフロントフェンダーベントとテールゲートに「Autobiography」のインゴットバッジを装着し、ボディーカラーには新色の「フェニックス・オレンジ」が追加されている。
5ドアモデルをベースに、イヴォークの最上位モデルとして位置付けられることになる「Autobiography」では、インテリアに6種類のレザートリムを設定。エンジンは240PSを発生させるガソリンエンジン、または190PSを発生させるディーゼルエンジンが用意され、ZF社製の9速ATと組み合わされる。
3ドアのクーペモデルがベースの「Autobiography Dynamic」は、285PS/400Nmにスペックアップした2.0リッターのターボチャージドガソリンエンジンを搭載。4WDシステムには通常モデルでオプション設定となる「アクティブ・ドライブライン」を標準装備し、必要に応じてシームレスかつ自動的に4WDに切り替えを行う。
足まわりではサスペンションジオメトリを改善し、ハードに設定したスプリングレート、キャリブレーションの再調整を行ったアダプティブダンパーなどを使って俊敏性を向上。またステアリング特性も直進走行感の精度を高めるために特別なチューニングが施されている。このほか、フロントブレーキに350mm経のディスクを使用し、4輪のブレーキ制御でアンダーステアを抑制する「トルクベクタリング・バイ・ブレーキング(TVB)」を採用している。
このほか、イヴォークの2015年ラインアップではコネクテッドカー・テクノロジーの「InControl Apps」を全モデルで初搭載。事前にスマートフォンに専用アプリをダウンロードして、USBポートを使って車両とスマートフォンを接続すると、車内に設置されているタッチスクリーンと同期して利用できるようになるという。